――SKEで4年、北海道に戻ってきて4年ということですが、「これはSKE時代に経験しておいて良かった」って思うことはありますか?
これも、全部がそうなんですよ。「紅白歌合戦」にも出させてもらいましたし、AKB48グループとして5大ドームツアーもありましたし、そういう大きな舞台に立たせてもらうことってなかなかない経験ですよね。
こういう1人じゃ絶対にできなかったことを最前線で経験して、自分のベースにできたっていうことは、今後の自分の人生においても、芸能活動においても、すごく大事な土台になったなって感じています。
めちゃくちゃ忙しかったし、厳しかったですけどね。どんなに忙しくても、コンサートやライブがあったらその都度変わる立ち位置表を頑張って覚えたり。そんな毎日でしたけど、ちゃんとプロ意識を持って活動に取り組めていましたし、その世界の厳しさを知っておいてよかったなって思います。
――SKEを卒業して北海道に戻ってきて、改めて感じた北海道の良さはありましたか?
東京とか名古屋とか、最前線で常に忙しくしてることはいいことだと思うんです。でも、こっちにはゆるさっていうか、いい意味でののんびり感があって。テレビに出てても、テレビを見てても、ローカル感というか、ローカルの良さを感じるんです。
でも、この空気感が東京に合うかっていったらそうじゃないと思うし、北海道や各地域の人たちも東京で通じるものを求めてるんじゃなくて、その地域で通じるものを求めてると思うんですよね。ホーム感っていうんですかね、そういうのはローカルにしか出せない味だなって思うので、そののんびり感というのは強みなんじゃないかなって思います。
――北海道の方々の間にご自身が浸透してきたかなって実感はありますか?
ありがたいことに、コーチャンフォーさんのCMはSKE時代から引き続きイメージキャラクターを務めさせていただいていて、特に今流れてるCMは私の名前から始まるので、名前を言って「あぁ!」って言っていただけることも多かったりします。
あと、面白かったのが、こないだ1人でイルミネーションを見に定山渓温泉に行ったんですよ。そうしたらある媒体の方に、人いなくて困ってますみたいな感じで「あの~…取材させていただけないでしょうか」って声を掛けられて(笑)。
大変なんだろうなって思いながら取材を受けたんですけど、最後に名前を聞かれて、フルネームの方がいいということだったので「東李苑です」って言ったら「はっ!!」みたいな反応で(笑)。マスクをしてたし、イルミネーションスポットだから装飾以外は基本暗くて顔はよく見えなかったと思うんですけど、名前を言ってそういう反応をしてくれたのがうれしかったですね。
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