宮崎秋人、「漂着者」の台本は連載マンガを追っかけているような気分で楽しみに待っている<インタビュー>

2021/08/06 18:00 配信

ドラマ 2.5次元 インタビュー

宮崎秋人撮影=コザイリサ

斎藤工主演の金曜ナイトドラマ「漂着者」(毎週金曜夜11:15-0:15ほか、テレビ朝日系)。宮崎秋人は、斎藤工が演じるヘミングウェイの事件を調査する木村を演じる。今回はそんな彼にドラマ出演への思い、舞台での活動やプライベートについて聞いた。

――「漂着者」では公安の木村役を演じられるとのことですが…。

斎藤工さんが演じるヘミングウェイの事件を調べている人物です。ただ、まだ何も分かっていないんですよ。謎が謎を呼ぶ内容なので(笑)。

――出演者も結末を知らない状態なんですね。

衣装合わせのときに監督と話したのですが、全員が分かっていないとおっしゃっていました。いかんせん脚本が最後までできていないので、結末は秋元康さんの頭の中にしかないらしく(笑)。斎藤さんをはじめ、全員がちょっと含みを持たせながら演技しているみたいです。なのでみんなが怪しく映っている気がしますね。それがいい感じで出ればより面白くなると思います。

――結末が分からないで演じることに難しさはありますか?

僕も今後の展開が分からずに走り出すのは初めてのことで…。ヒヤヒヤしながらもこの状況が面白いです。台本をもらうのがすごく楽しみなんですよ。早く続きを読みたいという感じで。もう連載マンガを追っかけているような気分で、早く次の話を!と思いながら過ごしています。

――宮崎さんは舞台にも多く出演されていますが、キャラクターをどのようにして作っているのですか?

舞台だとどんなに小さい役でも1カ月は稽古があるので、監督が何を求めているのかなどメモを取り、自分の役の特徴やバックボーンを整理し、こういう人物じゃないかなと想像して固めますね。役の切り替えが必要なときは、そのノートを読んでみたりして…。気をつけているのは、あまり凝り固まらないようにはしていること。やはり現場で何か言われたときにすぐ対応できるようにしておかないといけないので、複数パターンを用意して、あっちがダメならこっちでここを変えて…など変更できる余白を残しています。今回もいろいろ想像して役を作っている感じです。

――生瀬(勝久)さんとの共演も楽しみですね。

とりあえず、臆せず毅然とした態度で演じていきたいです。もうメンタル勝負ですよね。生瀬さんには負けない!と。ただアツがすごいんですよ(笑)。以前、舞台を拝見させていただき楽屋でご挨拶させていただいたのですが、楽屋なのにすごいパワーを感じて…。あの目力にやられそうになってしまいました(笑)。ただ今回は飲まれないように、全力でがんばっていけたらと思っています。