「クリエイターズ・ファイル」#74 トップアスリートを育てた母・柿本千佐子

2021/07/21 14:00 配信

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トップアスリート・柿本俊雅(しゅんが)の母、柿本千佐子さん撮影=高橋宗正/(Ⅽ)クリエイターズ・ファイル

ロバート秋山竜次扮(ふん)する最先端のクリエイターにインタビューする「クリエイターズ・ファイル」。今回は、トップアスリート・柿本俊雅(しゅんが)の母として、独自の子育て論も大きな注目を集めている柿本千佐子氏。いかにして柿本俊雅を一流選手に育て上げたのか。それから過酷なトップアスリートを支え続けるアスリートの母としての日常とはどんなものなのか。代表選出に至るまでの「柿本家決死の100日間」に密着した。

母・千佐子さんは高校時代に山陰地方の高校生チャンピオンにも輝いている。パイプオルガン職人である父の剛志さんも試合前後は全ての作業を休んで応援する撮影=高橋宗正/(Ⅽ)クリエイターズ・ファイル

日本代表の子供を持つのならば、自分も日本を代表する母だという自覚を持つということ

――柿本俊雅選手は子供の頃はどんなお子さんだったのですか?

おっとりした子でしたよ。俊雅は兄の俊雀(しゅんじゃく)の影響でこのスポーツを始めたのですが、それまでは何をやっても長続きしない子でした。すごく泣きべそで弟の俊珍(しゅんちん)にからかわれては、私のところへ泣いて駆け寄ってくることが多かったです。まさか俊雅がトップアスリートになるとは思ってもいませんでした。

「できることはぜんぶやる。いらない物はぜんぶ放る」(『勝ちも負けもぜんぶ勝ち』柿本千佐子著)より撮影=高橋宗正/(Ⅽ)クリエイターズ・ファイル

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