7月21日放送の「水曜日のダウンタウン」(毎週水曜夜10:00-11:00、TBS系)で「芸人が今までで一番スゴいと思ったコメント調査」を実施。小峠英二(バイきんぐ)が有田哲平(くりぃむしちゅー)のプロフェッショナルな振る舞いについて明かした。
今回の調査で小峠が挙げたエピソードは、2018年に放送された「全力!脱力タイムズ」(フジテレビ系)での出来事。同番組はコント仕立ての報道番組という体裁で、ゲストの俳優やコメンテーターが繰り出すボケに対して、中身を何も知らされていないツッコミ役のゲスト芸人が対応していくのが基本スタイルとなっている。
2018年2月23日の放送回では、有田が「~と台本に書いてありますね」と言いながら番組を進行するくだりがあり、小峠は「本番中に台本を丸々読まないほうがいいですよ。あんたプロでしょうが」とツッコんでいたという。
その収録中、有田とともにレギュラー出演していた小澤陽子アナウンサーが突然しゃがみ込んで倒れてしまい、スタッフに抱えられてセットの外へハケてしまったとか。
そこまでハチャメチャな展開が続いていたため、これもボケの一部だと思いながら「なんだこれ?」と戸惑っている小峠に、有田は「これも台本ですね。ここで小澤さんが倒れて小澤さんを連れ出すっていう」と、今までと同じような流れで番組収録を続行した。
まったく違和感を持たずに収録を終えた小峠だったが、実は小澤アナは本当に体調不良で「これも台本ですね」というフレーズは有田のアドリブだったことが判明。
その事実を後で知った小峠は「有田さんが機転を利かせて、さも台本に組み込まれていたかのように、全部アドリブでうまく笑いに変えた。俺、あれはちょっとシビれましたね」と絶賛。
さらに「企画も潰さず進行も止めず。あれ、僕だったら焦って止めると思う。けっこうな人がたぶん止めるんじゃないですか。(当時の視聴者も)今知ったと思います。カッコいいですよね。『あんたプロでしょうが』って言ってるんですけど、プロなんすよね」と熱っぽく語っていた。
放送終了後のネット上では視聴者から「同業の芸人にも気づかせないアドリブってすごない?」「ちゃんとハケさせて体調のケアはしつつネタも止めないのがプロって感じ」といったコメントが寄せられていた。
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