斎藤工と白石麻衣の共演も注目! SNSの怖さを絡めた謎多き展開に<漂着者>

2021/07/24 12:44 配信

ドラマ レビュー

斎藤工と白石麻衣が共演する「漂着者」がスタート (C)テレビ朝日

脇を固めるキャスト陣の豪華さで、よりミステリアスに


企画・原作・脚本を手掛けるのは、秋元康。秋元といえば、企画・原案を担当した、2019年に放送の「あなたの番です」(日本テレビ系)で、考察ブームが巻き起こったのも記憶に新しい。

本ドラマ中でヘミングウェイの予知能力についてSNSで拡散された様子が描かれたとき、投稿の一つに「あなたの番です」とのお遊びがあったが、今回もまさに考察が巻き起こっていきそうな予感がする。

本作は、ヘミングウェイが予言めいた力を発揮したことで、次第に人々から崇められる存在になっていく、という展開が告知されている。そこには、まつりあげられるのも一瞬、たたき落されるのも一瞬という、現代のSNS社会の恐怖も。第1話ではその片鱗を見せつつ、予測不能な展開へと見る者を引き込んだ。

そしてラストはヘミングウェイが入院する病院内で衝撃の事件が起きた。ヘミングウェイは果たして何者なのか、「真実は一つ」と信念を持つ詠美は正体を突き止められるのか。

斎藤らの脇を固めるキャスト陣も注目される。ヘミングウェイの担当医役の船越、ヘミングウェイが事件に関与していると疑う刑事に生瀬勝久、その相棒に戸塚純貴、女児失踪事件の近くにある寺の住職にリリー・フランキー、ヘミングウェイの身元引受人となる人物に野間口徹、詠美の上司に橋本じゅん。いずれも突出した存在感を放ち、何かが起きるのではないかと想像をかきたてる。

第2話は7月30日(金)に放送。県内で再び少女の失踪事件が発生。ヘミングウェイが関わっているのではないかと考えた柴田らは病院に駆けつける。しかし、彼は迎えにきたローゼン(野間口)と共に退院し、NPO法人「しあわせの鐘の家」の施設に向かった後だった。翌日、ヘミングウェイの動画を撮影する女子高生3人が施設を訪問。彼女たちから少女失踪事件の話を聞くやいなや、ヘミングウェイはスケッチブックに何かを描き始める。

(文=ザテレビジョンドラマ部)

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