“弱者目線”がカギ?オードリー若林とパンサー向井が「次世代MC芸人」である理由

パンサー向井(左)とオードリー若林※ザテレビジョン撮影


パンサーは2013年に大ブレイクした際、「出待ち率ナンバーワン」と言われるほどのアイドル的な人気で、先月に向井と対談した兼近大樹(EXIT)も、「噂は後輩には伝説として語られてる。一晩かかっても出待ちが終わらないぐらい」と明かしたほどだ。

そして向井自身もかなりの人気で、「よしもと男前芸人グランプリ」では、2013年度に3位、2014年度に2位、2015年度には1位に輝いている。

だがその一方で、向井はイケメンキャラで売れたことに葛藤があった。兼近との対談でも当時を振り返り、「俺は『きついなあ』って思ってたの。“イケメントリオ”って呼ばれたときに、正解をまったく俺は見いだせなくて。『いやいやいや』も面白くないし、『いや男前なんすよ』もしっくりこないし」と話していた。

オードリー若林「10年前の俺、めちゃくちゃかわいかった」


そしてオードリーも同様に、2008年の「M-1グランプリ」準優勝で一気にブレイクし、爆発的な人気を誇った。

しかし若林も、当時のアイドル的人気について葛藤があったようで、以下のように話している。

「10年前の俺、めちゃくちゃかわいかったからね。かわいいって言われてた。ネタをやってて、春日と揉み合ったり近づくとなると、キャーってなっちゃう。そのときには腹わた煮えくり返って、ラジオで斜に構えて『そういう人いらない』みたいにとんがっても、言えば言うほど『キャー』ってなって“無敵”なのよ」(「あちこちオードリー」2020年5月26日深夜放送)