8月1日(日)の「世界一の九州が始まる!」(毎週日曜朝10:15-10:30、RKB毎日放送ほかJNN系九州各局)は、「光るキノコで未来を照らせ!」を放送する。MRT宮崎放送製作。
宮崎県を代表する観光地・青島に、暗闇を青白い光で照らすキノコがある。その名もエナシラッシタケ。
傘部分の直径は5mmくらいのとても小さなキノコ。ひだは円形で、まるで蜂の巣のような形をしている。放つ光はそれほど強くはないが、群生するため人の目に確認される。
このキノコが沖縄や八丈島等以外で群生しているのは宮崎市の青島地区のみだ。
宮崎大学農学部助教の原田栄津子さん(47歳)は、専門が「きのこ学」で、エナシラッシタケの研究を続けている。宮崎県美郷町出身で、小さな頃からシイタケ栽培を手伝ってきたが、昔はシイタケが大嫌いだったそうだ。
宮崎大学でキノコの研究を進めるうちにすっかりキノコに魅了されたという原田さん。大学卒業後には青年海外協力隊“きのこ隊員”としてチリへのボランティア派遣に参加。キノコ栽培の普及に取り組んだ。
今や身の回りはキノコグッズであふれ、地元の製菓店とコラボして、シイタケ味のスイーツを作るほどの溺愛っぷりだ。
エナシラッシタケにはまだ謎が多く、光る原因や成分は判明していない。それでも、2019年7月には、人工栽培に成功した。ゆくゆくは宮崎を代表する観光資源としても期待されている。
無限大の可能性を秘めるキノコの力を追究し続けるキノコ博士の奮闘を追う。
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