鬼龍院翔が語るゴールデンボンバー流“エンターテイメント”「辞めろと言われても辞められない意地のようなものですね(笑)」<インタビュー>

2021/07/27 18:00 配信

音楽 インタビュー

ゴールデンボンバー鬼龍院翔がツアーを終えてインタビューに応えた 撮影=菅沼剛弘

一番やりたくないのが“普通”とか“何も感じない”ということ

——今回の全国ツアーは、「楽器を弾いたらサヨウナラ」と銘打っていましたがコンセプトは1年前と変わらなかったんでしょうか?

そうですね。「エアーバンドの僕たちが楽器を生演奏したらどうなるか?」という趣旨や演劇コーナー、そういった内容は変えずに出来ました。

——ライヴを拝見して、全20曲を届けるエアーバンドとしての姿がある一方で、ダンボール細工や、演劇の要素も含めると“喜怒哀楽”という全部の感情が楽しめるのは、ゴールデンボンバーならではなのかなと感じました。

ありがとうございます。喜怒哀楽のバランスに関しては、そこまで意識はしてはいないんですけど、全部が入ったほうが面白くなるという意味で自然とそうなっていたのかもしれないです。ファンの方たちのコメントでは、「感情が追いつかない」っていうのが結構ありましたね。

——演劇のネタ直後のバラードとか(笑)。

さっきまで全力でふざけていたのに、急にしっとりとした曲になりますからね。

——でも、いつの間にか曲の世界に引き込まれているという。

最後までバラードに気持ちが追いつけていない人もいると思うんですけど、僕はそれでもいいと思っているし、むしろ「感情が追いつかない」という気持ちになってくれたことが嬉しい(笑)。逆に、一番やりたくないのが“普通”とか“何も感じない”ということで…。

僕が望んでいるのは“感動してほしい”とかじゃなくて、すべてツッコミ待ち。“バカだなぁこいつら”とか、ふざけ倒した変なものを見に来て楽しんでくれたら充分なんです。