城桧吏が明かす、初主演映画での撮影秘話「うれしさ以上に驚きの方が大きかった」

「市原隼人さんのアドリブにドキドキした」

――同世代の共演者が多かったと思いますが、撮影前にリハーサルが行われたそうですね。

僕はみんなよりも少し遅れて参加したのですが、リハーサルがあったからこそ、お互いの性格や趣味を知ることができましたし、みんなとの関係性が築けたのでよかったです。

――内人の相棒となっていく創也役の酒井大地さんは、今回が演技初挑戦で映画初出演でした。城さんの方が現場経験があったと思いますが、何かアドバイスをするなどしましたか？

僕もアドバイスできるほどの経験はないのですが、話をしたり、読み合わせをしていました。あとは、大地がBTSさんが大好きで、空き時間には、BTSさんの「Dynamite」という曲を一緒に踊ったりしていました。2人とも適当なダンスだったんですけど、それを美晴役の豊嶋花ちゃんが撮ってくれていて。その動画を見ながら大笑いたりして、雰囲気もよくてとても楽しい現場でした。

――内人たちが参加するリアルRPGの仕掛け人であるゲームクリエイター集団の役で、市原隼人さんや本田翼さんら事務所の先輩たちが参加していました。共演しての感想を教えてください。

すごく緊張しました。あるシーンで市原隼人さん演じる神宮寺が創也の顔をつかむところがあるんですね。でも、それは台本には書かれていなくて、市原さんのアドリブだったんです。僕は後ろに立っているだけだったんですが、自分にももしアドリブがきたら、と思いドキドキしました(笑)。