福岡・糸島出身で、と話題を集める大原梓。「ガールガンレディ」(MBS・TBS)、「ドラゴン桜」(TBS)、「大豆田とわ子と三人の元夫」「彼女はキレイだった」(カンテレ・フジテレビ)など話題のドラマへの出演が続いている。
その一方で「バラエティのB」(KBC)にレギュラー出演、「伊集院光とらじおと」(TBSラジオ)でリポーターを務めるなど活動の幅を広げている大原に話を聞いた。
――はじめにデビューのきっかけを教えてください。
地元・福岡のとある美容室でサロンモデルをしたことがきっかけです。
その時に撮影したデータを今事務所の方が見て、わざわざ福岡まで会いにきてくださいました。
ちょうどその頃「芸能界に入りたい!」と所属する事務所を探していたので、こんな機会はめったにないと思い、思い切って東京に出てきました。
――芸能界に興味を持ったきっかけは?
学生のころから、小松菜奈さんの何者にも代えられない存在感や落ち着きのある声がとても魅力的ですてきだな、と憧れを抱いていたんです。
そんな小松菜奈さんの主演映画「溺れるナイフ」を映画館に見に行ったとき、その映画の世界観に圧倒されすぎて、映画館を出てもしばらくの間、放心状態になりました。
こんなに人を感動させることができるお仕事って格好良いな、と思ったのがきっかけです。
そこから、「私もこんなふうに誰かを感動させる存在になりたい!」と思い始めました。
――今まで演じた中で一番印象に残っている役は?
どの役も印象深いのですが、その中でもNHK福岡ドラマ「となりのマサラ」で演じさせていただいた、篠崎由依役は初ヒロインということもあり、かなり印象に残っています。
熊本地震を経験した子の役だったんですが、役作りのために監督が実際に熊本に連れて行ってくださったり、何度も台本の読み合わせをしてくださったりなど、とても濃い時間を過ごさせていただきました。
撮影本番ではとても緊張したのを覚えています。
――これから演じてみたい役は?
影のある役を演じてみたいです。
普段から自然と影がありそうな人に目がいっちゃうんです。「この人、今はすごく明るく振る舞っているけどなんかあったんだろうな…」って(笑)。
そういう影のある役をいつか演じてみたいです。
――グラビアでの活躍も目立ちますが、写真を撮られる際に意識しているポイントはありますか?
今レンズ越しに「どんなふうに見えているんだろう?」と考えることはあります。
でも、実際考えてもあんまり分からないので、自分はただ恥ずかしがらずにカメラマンさんを信じて撮っていただいてます(笑)!
――憧れの人、目標としている人は?
樹木希林さんです!
樹木さんの飾らない自然な演技、日常生活からポンっと出てきたような人物像がものすごく印象的で大好きです。
「一切なりゆき 樹木希林のことば」という本を読んでいる中で、「しっかり傷ついたりヘコんだりすれば、自分の足しや幅になる」という文章を読んだときは、とても心にしみました。
女優さんとしてだけではなく、人生の先輩として、とても尊敬しています。
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