再び立ち上がり、ものすごい間を取って、歩きまわりながら指をパチンと鳴らすと、全世界のプレイヤーがモニターの分割画面に登場。Nintendoのロゴからプレイ画面に遷移し、宇宙に浮かぶ地球をバッグに「世界中と」「オンラインで」「遊べる」「スーパー野田ゲーWORLD」という文字が浮かび上がると、分割画面の外国人プレイヤーたちは大興奮。
村上が「まんま『スマブラ』のときのやつですけど…大丈夫なんですか?」と聞くも、田口アナは「野田ゲーを軸に、世界各国の方々が大盛りあがりです!」とスルー。
さらに村上は「チャド(・マレーン)さん…」「アントニー(マテンロウ)とか、リロイ太郎(ドラッパ)、(西木)ファビアン(勇貫/あわよくば)…」と、分割画面に写ったプレイヤーたちの名を上げていくが、野田は「アントニー、似の?」と真顔で譲らない。「(デニスの植野)行雄ちゃんとかもいた」「行雄似の、全世界の方が大注目です!」とドヤ顔。
「というわけで、FANY GAMES新規タイトル第1弾『スーパー野田ゲーWORLD』の開発が決定いたしました!」と普段の早口に戻った野田は、「おかげさまでスーパー野田ゲーPartyが4月に発売して、想像を大きく上回る方々に遊んでいただきました。クラウドファンディングを通じて皆さんに頂いた素材のおかげで、超面白ゲームができました」とあいさつ。
「そしてついに、野田ゲー自身が、メジャータイトルを目指すときが来ました。野田ゲー世界進出です!!」と高らかに宣言して無駄に滑りつつ、「開発するにあたり、前作の利益をすべてぶっ込み、オンライン機能をつけようとしたのですが、オンライン機能は嘘みたいにお金がかかりまして、そんなに掛かるんだという状態になりました」とぶっちゃけ。
「ですので、今回も皆さんの協力が必要です。絶対に、この面白ゲーム、野田ゲーを、世界に広げたい。お願いします。まじで。…まじで。超まじで」と真顔で畳み掛け、村上に「社長のキャラを忘れてますね」と突っ込まれながら、「内容についてはこれから…『つり革』を世界中でやったら満員電車になると思うので、人数とかはこれから決めます」と語った野田。
最後に、画面の向こうに「僕が『スーパー野田ゲー!』と言うので、『WORDー!』と返してください」とコール&レスポンスを求め、度重なる悪ノリを村上から急にぶち切れられながら、約15分の発表を終えた。
『スーパー野田ゲーWORLD』のクラウドファンディングは、吉本興業のクラウドファンディングサービス「ファニークラウドファンディング」にて、目標金額137万円で募集中。
◆取材・文=坂戸希和美