ハリウッドザコシショウ流、SNSの使い方「僕にとってはバッティングセンター」<インタビュー・後編>

2021/08/06 19:00 配信

バラエティー インタビュー

YouTube、SNSを使いこなし、知名度向上を成功させたハリウッドザコシショウ撮影=市川秀明/取材・文=玉置晴子

計算の上で活用しているSNS


――「アメトーーク」(テレビ朝日系)で“SMA芸人”回が放送されるなど、事務所も話題に。クレイジーな芸風の後輩が注目を集めたりしそうですね。

今のところ、僕を超える頭のおかしいヤツはいないですわ(笑)。まぁ他の事務所になると分からないんですが、そこは常に目を光らせて。
ただ事務所が注目されているのは、僕とバイきんぐと錦鯉のおかげですけどね。僕たちが茨の道だったところに線路を作ったんで。なので、だーりんずとかTOKYO COOLとかが何か言ってるのは違います(笑)。だーりんずの松本りんすなんて配信でカラオケとか歌っていたりして。

誰がドボドボにハゲたおっさんのカラオケなんて聞きたいんだって。そこでギャグとか考えてファンでも増やせばいいのにっていつも怒ってますわ(笑)。

――ザコシさんはYouTubeやTwitterなどSNSを効果的に使用していますよね。

そうですね。YouTubeでは毎日、企画やギャグ、ネタのフレーズなどを作ったりとかをやっていて。
昔、賞レースの予選会場とかで、僕のことを知っているお客さんの数をどうやったら増やせられるかってずっと考えていて…。そのためにはやっぱり知名度が大切なんですよ。
でも当時はほとんどテレビに出てなかったんで、じゃあテレビに出れない状況で何ができるかって考えたらSNSがあって。これも一応メディアだし、そこでバズれば名前が売れるなって。

で、Twitterで動画を載せようとしたんですけど、YouTubeの動画を載せると1クリック必要でハードルが上がるんで、Twitter動画とか画像がいいかなって思い、「ドラクエものまね」をやり出したんです。それをみんなが面白がってくれて。そしたら会場にも僕のことを知っている人がどんどん増えてきて、ウケる環境になってきたんですよ。

そうやって環境を変えるのにすごく便利なモノだと思いますね。当時、ライブには50人しかいなくても、YouTubeは200人が見てくれている。単純ですがそれだけでも大きくて。そして自分が考えたモノをダイレクトに伝えることができるし…。個人的にはすごくオススメだと思います。まぁ今も自分のギャグを最初に出す場にしています。なんていうか、素振りの場所、僕にとってバッティングセンターに近い存在ですわ。

――そんなYouTubeで日々鍛えているザコシショウの今が見られるのがライブ。楽しみです!

年に1回しかやらないようなキャラもあったり、後にテレビで見られるようなネタが見られたり…。思いっきりザコシショウを楽しんでもらいたいですわ。