映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』連動のスピンオフ朗読劇 荒俣宏監修『風の聲 〜妖怪大戦争 外伝〜』8月6日配信開始

2021/08/05 17:00 配信

映画 コラム

『風の聲 〜妖怪大戦争 外伝〜』より※提供写真

7月3日・4日の2日間に渡って、READPIA朗読劇『風の聲 〜妖怪大戦争 外伝〜』が、埼玉・ところざわサクラタウン ジャパンパビリオンホールAで上演された。奇才・三池崇史監督が、2005年に公開された大ヒット映画『妖怪大戦争』を寺田心主演で復活させた『妖怪大戦争 ガーディアンズ』が8月13日(金)から全国公開される。本作は、その映画との連動企画、「妖怪大戦争」プロジェクトの一つとして制作された。

物語の舞台は埼玉県・武蔵野。妖怪と人間は共に生きる存在で、武蔵野の地に根付く妖怪“風ぼっこ”はとても人懐っこく、人間の子どもの“松浦英志”と“新田千拓”とは特に親しい仲になっていた。ある日、風ぼっこは英志たちに“妖石”と呼ばれる勾玉を渡してしまうが、それは人間が手にしてはいけないものだった。そのことが原因で大天狗が怒り、妖怪たちの間で確執が生まれ、人間たちにも波及していくことに…。

それから十数年が経ち、31歳の松浦英志は都内の企業で働いていたが、5年前に父親が他界し、残された母親・紗江がとある病気を患ってしまったということで、会社を1年間休職することを決め、母親の介護のため、実家のある武蔵野に帰ってきた。母親の付き添いで訪れた病院で千拓と再会するが、英志は勾玉のことも突然姿を消した不思議な女の子“風子”のことも覚えていなかった。英志が帰ってきたことで止まっていた何かが動き始めたのか、風子と同じように母親の紗江も突然姿を消してしまった。

映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』の製作総指揮を務める荒俣宏がスーパーバイザーとして監修し、プロデュースを“河童”役で出演する水島裕が担当。その水島が信頼する高橋郁子が脚本を、野坂実が演出を手がけ、映画とは違う世界観を見せてくれた。

キャストもベテランから子役まで、幅広い世代が集結。主人公・英志役は鈴木達央(アニメ『東京リベンジャーズ』龍宮寺堅など)。英志の幼馴染・千拓役を株元英彰(アニメ『ハイキュー!! TO THE TOP』宮治役など)、英志の母・紗江を日高のり子(アニメ『タッチ』浅倉南など)が演じる。風ぼっこを山下音彩、風ぼっこの母“風女”を望月理恵。猫又を織田海誓、夜道怪を前堂友昭、枕返しを斉藤準一。隠神刑部をフリーアナウンサーとしてお馴染みの堀尾正明、物語を進行する重要な役割の“語り部”を山寺宏一が務めた。