スーパーバイザーの荒俣宏は観劇後、以下のような感想を述べている。「朗読劇は『語り』の復活だ。古代の人達は耳で聞きながら、心では眺めを見ていた。見えない妖怪を題材にしたこの劇を観ているうちに、夜の焚火を囲んで話に聞き入る二千年前の先祖の輪の中に混じっている自分が、浮かんできた」
途中の展開にハラハラさせられ、最後は愛おしく、切なく…。ファンタジーが織り交ぜられながらも、とてもリアルな世界観で、観客もそれぞれが自身に重ねて合わせて観ていたように感じられた。実際に、周りからすすり泣く音もたくさん聞こえていた。
8月6日(金)からPIA LIVE STREAMでの配信が開始される。視聴期間は9月5日(日)まで。8月13日(金)に公開される映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』とセットでご覧いただき、映画と一味異なる世界観を見せてくれるREADPIA朗読劇『風の聲 〜妖怪大戦争 外伝〜』も楽しんでいただきたい。
文=田中隆信
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