「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション」は、夏休み映画の中でも最注目作品だろう。2016年に始まったTVアニメシリーズは現在5期を迎え、劇場版も今回で3作目となる。主人公の緑谷出久役の山下大輝、その同級生・爆豪勝己役の岡本信彦と轟焦凍役の梶裕貴も、それぞれキャラクターとの付き合いは長い。しかし今回はコロナ禍でのアフレコということもあり、普段とは勝手が違ったようだ。
――「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション」のアフレコは、どうでしたか?
岡本:一人ぼっちだったので、寂しかったです(笑)。
梶:(笑)。僕も一人ぼっちだったけど、ありがたいことにアニメ「ヒロアカ」の現場も、もうトータル5年間も経験させていただいているので、その空気感や熱量は頭と心の中にありますし、みんなの声が自然と再生されるような気はしていましたね。最終的に声を合わせたとき、自分の熱が足りていないと思われないよう、とにかく全力でやるだけだなと。轟の場合は、その熱量を表に出す加減が難しいのですが…本作では、見事に完全燃焼できたんじゃないかなと感じています。
山下:僕はデク(緑谷出久)の芝居をしながら、今までとはちょっと視点が違うなと思っていました。本編でのデクはモノローグ含めて「ウワーッ!」となることが多いんですけど、今回は吉沢亮さんが演じるロディ(・ソウル)目線のお話でもあるですよね。その分、3人がすごく成長しているように感じました。
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