桃月なしこ&アンジェラ芽衣、互いの役への羨望明かす「正直羨ましかった」「『浮気者め!』って(笑)」


――同じ事務所のご友人同士、同時期にニチアサの特撮番組に出演することがわかった時、どう思いましたか?

アンジェラ:「まさか」って感じでしたね。

桃月:単純にすごいって思いました。私より少し前から同じ事務所の黒木ひかりちゃんが「ウルトラマンZ」(テレビ東京系)に出演していたこともあって、結果的に、ウルトラマン、スーパー戦隊、仮面ライダーと、3人同時に別々の特撮番組に登場したタイミングもあったんですよ。事務所として三大特撮制覇しちゃった!みたいな驚きがありましたね。「なんか事務所、波に乗ってない?」みたいな話をして、盛り上がったのを覚えてます(笑)。

アンジェラ:私が仮面ライダー・サーベラ役に決まった時、連絡したよね。『聞いて、聞いて』って。

桃月:そうそう。『すごいじゃん!』ってなったよね。

――アンジェラさんは、特撮番組の先輩である桃月さんからアドバイスなどもらったりはしましたか?

アンジェラ:最初は、東映の撮影所内でどこに何があるのかとか初歩的なことから聞きました。そこから監督はどんな感じなのか、とか、撮影の流れとか色々質問したよね。

桃月:あと、「アフレコが辛い」って話もしたね。

アンジェラ芽衣&桃月なしこ(c)2020 テレビ朝日・東映AG・東映(c)2020 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映


大変だったアフレコ「よく泣きついてました(笑)」


――実際にアフレコは大変でしたか?

桃月:大変でしたね。お互い、アフレコが初めてだったんです。私に関していうと、戦闘の時に鞭を振り回す「フッ!」とか「ハッ!」とかいう息遣いがとても苦手で…。登場してからすぐの話では、自分が吹き込んだ「フッ!」とか「ハッ!」がほとんど使われなかったくらい下手で、「マジで最初絶望的だったね」って色んな人に言われました。なので、アンジェには「マジ辛れぇ」ってよく泣きついてました(笑)。

アンジェラ:私も同じようにきつかったですね。たとえば実際に喧嘩したとしても、「ハッ!」とか「フッ!」とか言わないじゃないですか(笑)。しかも、私が演じたサーベラは気の強いキャラだったので、「言い方が弱く聞こえる」「弱い人の攻撃になってる」ってよく指摘されました。

――やっていくうちに慣れてきましたか?

桃月:慣れたというつもりはないんですけど、ちょっとずつ褒めていただけるようになり、スタッフさんからは「最初と比べると見違えるほど良くなったね」と言ってもらえました。

アンジェラ:私もこの前、オールアップで最後のアフレコを撮り終わった時に、最初の下手だった頃から見てくれてた監督さんが「俺、親みたいな気持ちになった」「成長したね」って言ってくれました。

桃月:わかる!おんなじこと言われた(笑)。