多彩なコンセプトを掲げたミックスCDを発表し続けているDJ和インタビュー!「CDと共にどこまでいけるのか試したい」

2021/08/11 12:00 配信

音楽 インタビュー

『時間旅行 [DJ和の"あの頃"アニソンMIX]』をリリースするDJ和撮影=大石隼土

J‐POPやアニソンに特化したDJとして、ロックフェスやクラブイベントの現場を熱狂させているDJ和。誰しもの胸に残る名曲たちをノンストップで繋いだ『J‐ポッパー伝説』シリーズや広末涼子がジャケットに登場したことも話題となり、45万枚を超えるセールスを記録した『ラブとポップ~好きだった人を思い出す歌がある~』等、多彩なコンセプトを掲げたミックスCDを発表し続けている彼が、00年代を彩った珠玉のアニソン全40曲をセレクトした『時間旅行 [DJ和の"あの頃"アニソンMIX]』をリリースした。


――2000年代を彩ったアニソンにフォーカスしたミックスCD『時間旅行[DJ和の"あの頃"アニソンMIX]』をリリースされます。DJ和さんといえば、数多くのミックスCDを企画されていますが、大ヒットを記録した『ラブとポップ』シリーズのように、さまざまなシチュエーションへ提案するようなモノが多いと思います。今回、時代や世代を意識した作品を考えたのはどういった理由があったんでしょうか?


「まず、アニソンのミックスCDをそろそろ出したいなと思ってたんです。2019年に『平成アニソン大賞 mixed by DJ和』を作りましたけど、1年に1枚ぐらいあってもいいな、と。そこでコンセプトや切り口を考えたとき、やっぱりこのコロナ禍の影響があって。現地でのイベントはほぼ無くなりましたし、音楽や映画も家の中で楽しむ流れがあるじゃないですか」


――今は便利なストリーミングサービスもありますし、より気軽に触れることができますからね。


「そういったところで昔の作品を改めて観たり、それ以外でもコロナ以前のイベントで撮った写真を見て、ホントに幸せだったなと感じたり、振り返るということをこの2年ぐらいはする機会が多かったと思ったんです。そこで、何かを思い返す、想像するようなミックスCDがいいんじゃないか、と」


――身動きが取れないこと、前へ進みにくいことに対してフラストレーションを感じるより、ひとつ考え方を変えた切り口で今を楽しもうという提案のようにも思います。

「そうですね。現実逃避ではないんですけど、なんかこう、このコロナ禍を自分たちにとってもっと意義のあることにするべきだなと思っていて。家にいることだったり、(いろんな作品を)手軽に見られることだったり、制限されているのならば、その中で楽しめることを考えたいんですよね」

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