AKB48込山榛香、恐怖の表情に「家族から史上最高にかわいくなかったと言われました(笑)」<「未成仏百物語」インタビュー>

AKB48・込山榛香 撮影:金澤正平/衣装協力:ZAMPA COMPNY LIMITED

――これまで実際に怖い体験をしたことはありますか?

4年くらい前、チーム4時代の劇場公演中に「横須賀カーブ」という曲で、メンバー全員が下を向いてスタンバイしていたんです。そしたら、静かなイントロの最中に、ステージ後ろの動線を思いっきり猛ダッシュするヒールの音が聞こえて…。

終演後、スタッフさんに「あれは気を付けてください」と言ったんですけど、その日は女性スタッフが一人もいなくて、ヒールを履いている人はいなかったんです。しかも、皆さんステージ袖にいたので、誰も後ろは通ってないし、メンバーも全員ステージ上。でも、音だけじゃなくて、人が通りすぎる風も感じたんですよね。

――結局、その謎は解明できないままですか?

はい、今でも何だったのか、分かっていないです。

――そんな怖い体験もしつつ、またホラー作品の話が来たら引き受けますか?

(映画スタッフの顔を見ながら)喜んで! 今回は自分が出演した作品を見るのも怖くて、お母さんとお姉ちゃんに一緒に見てもらったんですけど、悲鳴を上げながら見てくれたんですよ。

そのこともなんですけど「榛香、史上最高にかわいくなかったけど、あれをスクリーンに映して大丈夫?」って言われたのがうれしくて。そこまで作品に入り込めていたんだなって思ったし、込山榛香としてではなく、主人公の麻美として映っていたんだなって自信が持てました。

これからもそんなふうに、作品にリアリティーを持たせられるような女優さんになりたい!って強く思いました。

◆取材・文=青木孝司

関連人物