2年ぶりの宮城での撮影ということもあり、原点回帰の意も込めて、2017年に当時16歳の久保が「宮城・仙台旅しおり」で最初に訪れた仙台城を再訪することに。ロケ当日はあいにくの梅雨空だったが、雨滴を受けながらも雄々しくそびえ立つ伊達政宗公騎馬像、霞の下に広がる仙台市街の風景など、雨が風情をより引き立たせる。また、当時の風景や建造物を再現したVRの体験が、仙台城の新たな一面を感じさせる。
続いて久保は、東松島市にある「航空自衛隊松島基地」を訪問。ここには、医療従事者に感謝を示す飛行や、東京オリンピック開会式当日の展示飛行で、人々を勇気づけ、感動を与えたブルーインパルスが所属している。上空に飛行音も時折聞こえる中、ブルーインパルスの格納庫に案内してもらい、久保は同世代で活躍する女性救命装備員の方の話を聞く。
さらに、特別に自衛隊の隊服まで着させてもらい、ブルーインパルスのコックピットにも座らせもらえることに。(撮影当日から)数日後に東京の新国立競技場上空に五輪を描き飛行するブルーインパルスの姿に思いをはせる。
松島基地から少し移動し、野蒜(のびる)駅へ。野蒜は宮城県でも有数の景勝地だが、東日本大震災の影響を大きく受けた場所でもある。震災遺構として残る旧野蒜駅プラットホーム(※現在は「東松島市震災復興伝承館」)では、震災当時の様子や復興への思いをより一層深く知る。
その後、津波の被災跡地を整備し、水稲、小麦、大豆など農業によって土地の再生を目指している「アグリードなるせ」を訪問。社長に話を聞かせてもらうと、さらに久保の好きな「仙台きなこ」の原料でもある大豆の豆まき体験もさせてもらう。
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