AKB48武藤十夢、今後のホラー作品出演は「一回空けたいですね(笑)。次の次で」<「未成仏百物語」インタビュー>

映画「未成仏百物語~AKB48 異界への灯火寺~」は9月10日から全国公開 (C)2021映画「未成仏百物語」製作委員会

もっと経験を積んで表現の幅を広げたい


――お寺で撮影されたトークパートでは、進行役を務めていますね。

みんなで集まって映像を見て、それについて話すのは初めてでした。一つ一つの作品についてこういう話なんじゃないかとか話すのが結構楽しくて、皆さんも見終わった後であんなふうに話してもらえたらいいなと思います。

山奥のお寺の夜はすごく寒かったです。怖い話にゾクゾクしながら、物理的にも寒いという現場で、それ自体がホラーでした。何か起こるんじゃないかな、大丈夫かなってソワソワしながら演じていました。

――これまで実際に恐怖体験をしたことはありますか?

私は霊感がないので、自分が体験した話はないですね。でも、子どものころによく「あそこに血を流した人がいる」って言っていたと親から聞かされました。自分では何一つ覚えてないんですけど。

AKB48劇場の3列目の何番かに何かがいるらしいっていううわさも聞きますね。全国ドームツアーの北海道かどこかで何人かのメンバーが「出た、出た!」って大騒ぎしていたこともあって。大人数の現場だとそういうこともあるんだなと思いましたけど、私は何も感じなくて良かったです。

あとは映画の中で話した子どものころのエピソードがあるんですけど、それが一番怖いかも。私はそれも覚えてないんですけど、親やいとこがみんな今でもそれを話すので、本当にあったことなんだろうなって思っています。

――では、最後に女優としての今後の目標を教えてください。次回作もホラーだったとしても引き受けますか?

ホラー自体はいいですけど、一回空けたいですね(笑)。次の次でお願いします。

今は「寺西一浩ドラマ~人生いろいろ~」(毎週金曜昼1:00-1:55、TOKYO MX)というドラマにレギュラー出演していたり、AKB48でも舞台「マジムリ学園-LOUDNESS-」があったり、演技の仕事をする機会も多いので、もっと経験を積んで表現の幅を広げたいです。

舞台では時代物が多くて、ずっと和服を着ています。それももちろん楽しいですけど、現代の等身大な役も演じてみたいなと思っています。基本的にはどんな役でもドンと来い!っていう精神です。

◆取材・文=青木孝司

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