順風満帆な生活が一変⁉畑で強制労働…重なるはずのない世界を同時に描くパラドックス・スリラー<映画「アンテベラム」>

2021/08/16 17:00 配信

ドラマ 映画 速報

エデン(ジャネール・モネイ)に不敵に微笑みかける男性

「ゲット・アウト」(17)、「アス」(19)のプロデューサー、ショーン・マッキトリックの新作パラドックス・スリラー「アンテベラム」の公開日が11 月 5 日(金)に決定。それに併せて予告編と場面写真点が解禁された。


本作は公私共に順風満帆の日々を送っていた主人公ヴェロニカ、しかし突然にヴェロニカの輝きに満ちた日常は突然崩壊する。すると世界が一変し、ヴェロニカはエデンという女性として外界と隔絶した極限状況下で囚われの身となり、過酷な労働を強いられている。エデンはある悲劇をきっかけに、奴隷仲間とともに脱走を企てる、という一見重なることのないように見える2つの世界がパラドックス的に描かれてる。
主演を務めたのは、共に全米賞レースを沸かせた「ムーンライト」(16)、「ドリーム」(16)で絶賛を博したジャネール・モネイ。グラミー賞候補の常連シンガーでもある実力派女優が、恐怖のパラドックスからの脱出を図るヴェロニカとエデンをひとりで演じ分けた。

怪しさ満点!謎が謎を呼ぶ解禁写真

今回解禁となった予告編は、ジャネール・モネイ演じる主人公ヴェロニカが慈しみの表情を浮かべながら過ごす夫・娘との幸せそうな時間や、講演会場で大勢の聴衆から拍手喝さいを浴びている様子から始まる。しかし不気味な少女のカットから雰囲気は一変。次の瞬間、全く異なる舞台に映像は切り替わる。緑溢れる綿花畑で虚ろな目をして立ち尽くす女性エデンとして、プランテーションで労働を強いられている全く異なる世界で、最後の気力を振り絞るような様子で「今夜ここを出ていく」と話す。それをきっかけにバイオレンスな描写やヴェロニカの日常の様子、意味深なカットなどがサブリミナル的に交錯し、最後は馬で駆けながら咆哮するエデンの鬼気迫る表情で締めくくられている。

予告にあわせ本編より場面写真 6 点を追加解禁。薄笑いを浮かべながる白人男性(ジャック・ヒューストン)に詰め寄られる黒人女性ジュリア(カーシー・クレモンズ)の様子や、怯えた表情で周辺の様子を伺う黒人男性とエデンの様子が垣間見える。