つんく♂、「シングルベッド」の歌詞は「50パターンは書きました」<初耳学>

2021/08/15 23:02 配信

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「日曜日の初耳学」につんく♂が登場!(C)MBS

音楽家で総合エンターテインメントプロデューサーのつんく♂が、8月15日放送の「日曜日の初耳学」(毎週日曜夜10:00-10:54、MBS/TBS系)に出演。林修のインタビューに答え、一流のヒットメーカーになるまでの知られざる努力を打ち明けた。

「数をこなす」方式にするしかない


人気ロックバンド・シャ乱Qのボーカルとして日本のポップシーンを賑わせ、現在はハロー!プロジェクトのサウンドプロデューサーや、「My Hero~奇跡の唄~」を坂本龍一と共同制作するなど、変わらず第一線で活躍し続けるつんく♂。だが、デビュー当時は大きなコンプレックスを抱えていた。

同期デビューにはMr.Childrenやスピッツがいた。1枚目、2枚目、3枚目とシングルをリリースしても、CDの売上げがまったく伸びない。自分自身を“凡人”と言い切るつんく♂は、「凡人が天才に勝つにはどうしたらいいか」を考えるようになった。

その結果、二つの方策を導き出した。一つ目は「ひたすら数をこなすこと」。

「まず僕は『天才』との比較をやめました。彼らのような与えられた才能に勝つには、『数をこなす』方式にするしかないと考えたんです」とつんく♂。「天才が一生に1曲天才的な曲を生み出す能力を持っているなら、僕は毎日1曲仕上げる力をつけよう」と、毎日曲を仕上げることを自身に課した。

作詞も「今のようにどんどん書けるタイプではなかった。『シングルベッド』を作るあたりから、とにかくパターンをいろいろ書くことにしました。ツアー先でも飛行機の中でも書いて、50パターンは書きました」と明かす。

それまでは1曲につき1~2パターン書いて納得していたが、「シングルベッド」では50パターン以上作った中から歌詞を選別。その結果、初めてのミリオンセラーを達成した。

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