<准教授・高槻彰良の推察>伊野尾慧、ドラマロケで“虫撮り”にハマる 神宮寺勇太は力強い一面を披露

2021/08/19 07:00 配信

ドラマ

第3話「鬼伝説の怪」火山洞窟での撮影の様子 (C)東海テレビ/WOWOW

伊野尾を背負うシーンで神宮寺が力強い一面を披露


一方、神宮寺の新たな一面が見えたのは、尚哉(神宮寺)が意識のない高槻(伊野尾)を背負って、洞窟の出口へ向かう場面。ぬかるんで足元が悪い中、自分と同じぐらいの体格の人を背負って歩くのはかなり大変なはずだが、神宮寺はリハーサルで伊野尾をひょいと背負うと、ずんずん歩いて見せた。

スマートな体格に似合わぬ意外な力持ちの一面を見せた神宮寺。その速さは監督に「もうちょっとスピードを落とせる?」と言われたほど。2人の画面での見え方を確認するため、本番までにその光景は数回繰り返されたが、そのたびに伊野尾は「乗りま~す」と声を掛け、神宮寺の背中に飛び乗った。

伊野尾は「俺、酔っ払ってもおんぶされたことないなぁ」など、何度も背負うことになる神宮寺を気遣うように、軽口を言って神宮寺を笑わせていた。

吉沢「稽古の成果を発揮できるシーンがあって良かったです!」」


そして、最後の撮影は、洞窟から出て来た尚哉が高槻を地面に下ろしていると、そこに佐々倉(吉沢)と老人(久保酎吉)が現れるというシーン。だが、撮影する洞窟に入るには、傾斜度がキツく、苔や落ち葉で滑りやすい山道を下りる必要が。

加えて、その山道は数日前の雨の影響でぬかるんでいてコンディションが良いとは言えず、滑って転ぶ撮影スタッフも続出していたが、そんな悪路を駆け下りるシーンを、吉沢はリハーサルから本番まで1回も転ぶことなく撮り終えた。

撮影後、その光景を見ていたスタッフから「普段から体幹を鍛えていらっしゃるのですか?」と聞かれると、吉沢は「ちょっと意識しましたね、ここで転んだらかっこ悪いなぁって(笑)。個人的に殺陣の稽古を続けてきたので、体幹は鍛えている方だと思いますが、今回刑事役ということで、稽古の成果を発揮できるシーンがあって良かったです!」と、役では見せることのない笑顔で答えた。