堂本光一、「がんじがらめの思想がいかに馬鹿らしいか、笑えてくる。毎日が再発見です」

2021/08/19 22:00 配信

芸能一般 会見

堂本光一※提供写真

KinKi Kids堂本光一が8月16日、東京會舘で行われたミュージカル「ナイツ・テイル-騎士物語-」の製作発表に登壇。再演となる本作について、「今も毎日いろんな発見があって、このニューノーマルと言われている時代に沿った作品だと感じております」と語った。

シェイクスピア最後の作品である同作は、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクターで、「レ・ミゼラブル」などで知られるジョン・ケアードの脚本・演出を手掛けたミュージカル。2018年に帝国劇場で世界初演を果たし、新型コロナ対策を徹底して実施して好評を収めた2020年夏のコンサート・バージョンを経て、今回が待望の再演となる。

2000年に帝劇最年少座長として「MILLENNIUM SHOCK」主演、現在の「Endless SHOCK」を日本が誇るオリジナルミュージカルへと導いた堂本。騎士アーサイトを演じる同作について「ジョンの愛に包まれた作品」と評し、「3年前の初演時も、ジョンに『千秋楽まで答えは見つからないはずだよ、でもそれでいい、毎日それを楽しんで』と言われました。前回、何も見えない中で初演を作り上げた自信と、素晴らしいキャスト・スタッフに囲まれている安心で、今回はより落ち着いて稽古に臨めています」と語った。

「その落ち着いた状況であらためて台本を読み込むと、『このセリフはこのシーンに掛かってたんだ!』とか、なぜパラモン(井上芳雄)は牢番の娘(上白石萌音)に惚れたのか、なぜ俺はエミーリア(音月桂)に惚れたのか、自分の中で関係の深彫りを始めて、そういう1つひとつの再発見がすごく面白くて」と、さらに物語の構造に魅了された様子。

「僕らの役は、頑張れば頑張るほど『あいつらバカだな』ってなるコメディーパートを担っているけど、視点を変えてみると、それも昔のがんじがらめの思想がいかに馬鹿らしいか、それを描きながらすごく笑えてくる作品になっているので、そこも今の時代に合ってるなと。その視点から見てみようと発想したジョンってすごいなと思うようになる」と絶賛した。