桃月なしこ&工藤遥、“戦隊作品コラボ”を熱望「作品は違いますけど、いつか直接戦う機会があったらいいな」<Interview>

Xstream46第3弾作品「ようこそ東映殺影所へで共演する桃月なしこ、工藤遥(写真左から)  撮影:阿部岳人

――お二人には「ようこそ」ではなく「おかえり」と、声を掛けたくなります。

桃月:確かに、私たちにとっては「ただいま!」という感じです。

工藤:そうですね。たまに来る機会はありましたけど、今回のようにがっつり東映東京撮影所で撮影したのは3年ぶり(「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」早見初美花/ルパンイエロー役)ぐらいですね。

桃月:そう考えると、私は2カ月ぶり(「魔進戦隊キラメイジャー」ヨドンナ役)か。こんなに早く戻って来られるとは思っていなかったからうれしいです。ずっと撮影所に通っていましたけど、セット撮影が多かったから施設内のことは全然知らなくて。今回の撮影でいろいろなことを知ることができました。

工藤:懐かしい気持ちがありつつ、撮影所の変わらない姿に安心感も覚えました。私は撮影所のことを知り尽くしていたと思っていたんですけど、新たな発見があったりして。ちょっと面白かったです。

――どんな発見があったんですか?

工藤:トイレと自動販売機の位置は完璧に把握しているつもりだったんです。でも、意外な所にトイレがあることに気付いて、もっと早く知っていれば便利だったのになって思いました(笑)。

桃月:私は、食堂があることを知らなかったんです。

工藤:食べに行ったことはなかったんですか?

桃月:「キラメイジャー」の時は、食堂にご飯を食べに行く習慣がなかったんです。撮影所に来ても、すぐロケに出掛けることが多くて。今回、初めて食堂で食べることができてうれしかったです。

工藤:撮影所の食堂はいつも混んでいるんです。撮影の合間の短い時間でご飯を食べないといけないから、ゆっくりしている余裕はなかったです。

――今作ではアイドルを演じていますが、それぞれどんなキャラクターですか?

桃月:アイドル役と聞いた時は「まさか、自分が」って思いました。

――アイドルオタクの桃月さんが、アイドルになるという面白さがありますね。

桃月:私が演じたサキちゃんは、売れないアイドルグループ「ウイッシュ」のメンバー。アイドルという設定は別にして、責任感が強いところやリーダーとしてみんなを引っ張っていく感じは何となく自分に似ているかなって。意外とすんなり役に入ることができました。年齢との兼ね合いで、仕事に対して焦りを感じたりするところも「あ、分かるな」って理解できたので、あまり演じているという感覚はなかったです。