<永野芽郁>「ハコヅメ」“天然女子”が当たり役に!自然に “純真無垢”演じられる逸材

2021/08/21 07:30 配信

ドラマ レビュー

新世代を担う俳優として期待がかかる永野芽郁は1999年生まれの21歳。子役、ティーン雑誌のモデルを経て2015年、鈴木亮平主演映画「俺物語!!」でヒロイン役、2016年大河ドラマ「真田丸」に千姫役で出演、2018年、“朝ドラ”こと連続テレビ小説「半分、青い。」のオーディションを受けてヒロイン・鈴愛役を勝ち取った。

星野源の主題歌「アイデア」が流れるタイトルバックのなかの愛くるしい表情は朝の顔にふさわしく、その後は清涼飲料水や化粧品など透明感や爽やかさが大事なCMに多く起用されていく。

照明映えするつるりとした肌、癒やしの笑顔、のびのびした身体、おしゃれなセンスも感じさせ、同世代から大人世代まで幅広く好まれそう。巨匠・山田洋次監督の最新作「キネマの神様」にも抜擢された。

「半分、青い。」で見せた、聴覚障害、漫画家、シングルマザー、幼馴染と運命の恋……と波乱万丈なヒロインの半生を十代にもかかわらず担って奮闘するポテンシャルを持ちながら、「ハコヅメ」のような、警察というヘヴィーな環境でも「しんどい描写は浅めが嬉しい」といういまどきの潮流にもハマる。

いやむしろ、そっちにハマる稀有な俳優である。熱演して見えない永野芽郁。「能ある鷹は爪を隠す」という言葉が彼女にはふさわしい。永遠に「純粋無垢」な存在を演じることのできる逸材かもしれない。