草なぎ剛 が思う自身の“職人”な部分「この世界一本でや ってきたということ」【連載コラム】

2021/08/24 00:00 配信

芸能一般 連載

「死ぬまで向き合うのは、過去の自分だけにできたら最高にいいんじゃないかな」撮影=諸永恒夫

 暑い夏、どうお過ごしですか?外が異常な暑さなので、僕は家でオリンピックを見てました。スポーツクライミング選手の体は研ぎ澄まされていて美しいなとか、卓球白熱してるなとか。スケートボードの日本人選手の活躍もすごかったね。チャレンジしていく姿に感動した。男子パークには46歳の選手もいたそうで、今僕も始めたらできるかなとちょっと思った。ほら、僕らスタートはスケボーなので(笑)。
 結構のめり込んで練習してたときがあったんですよ。階段の5段くらいだったらジャンプできた。当時の僕は13歳とか14歳、女子のメダリストの子たちと同じくらい。光GENJIのバックについているとき、スケボーがカルチャーとしてメチャメチャはやってたから、いち早く僕らもスケボーを取り入れたのね。スター選手の名前が付いた板を使ってて。当時スターだったアキ秋山さんに教えてもらってました。三軒茶屋の地下にオリンピックでやってたような小さなコースがあってよく行ってた。懐かしいな。くしくも僕らの原点とオリンピックが重なっているという奇跡。彼女たちの演技に向き合う姿や相手をたたえ合う仕方が、プロとして成熟していてハッとさせられることが多くて。素晴らしいの一言でした。

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