松本人志、ナイナイ、太田光……「雨上がり決死隊解散」コメントで垣間見えた“お笑いコンビ観”

「浜田が、俺の言ったことで笑ってんのがおもろいんです」


そしてダウンタウンの松本人志は、「相方を笑わせることの優先度の高さ」について持論を展開した。

松本は8月22日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)で、「コンビ芸人の特にボケのほうでいうと、“笑いの優先順位”ってあるじゃないですか。まずはお客さんを笑わすことでしょ。それから、視聴者の皆さんを笑かすこと。あとは共演者の皆さんを笑かすこと。それが銭になりますからね、プロですから当然なんですけど」とした。

そのうえで、「僕はそれはそれとして、相方を笑かすことが面白い。相方を笑かすのがうれしいとか、そんな次元じゃなくて、浜田(雅功)が、俺の言ったことで笑ってることのがおもろいんです。『こいつ、俺の言ったことですんげえ笑ってるやん』っていう。だからそこの優先順位が、僕はたぶん一番高いんですよ。浜田が笑っても銭にならないけど、そっちのほうが俺は儲けた気がする」と松本。

さらに、「いいのよ、あいつが笑ったって、うれしくもなんともないよ。俺がもっとおもろいこと言ってんのに気付いてないことのほうが多いから。でも、じゃなくて、あいつが笑ってんのがおもろいんですよ」と続けていた。

32年間連れ添った売れっ子お笑いコンビの幕切れ。この出来事を我が事と捉え、お笑いコンビの芸人たちの多種多様な“コンビ観”が垣間見えたのが興味深いところだ。