――お2人にとってのロールモデル、目標とする人はいますか?
JUNE:ZICOさんですね。ZICOさんって昔、日本に住んでたことがあるんですよ。ZICOさんが日本から韓国に戻って仲のいい友人たちとごはんを食べるという動画を見ていたら、その中の1人に見覚えあって、なんと僕のいとこがいたんですよ(笑)。しかも、ZICOさんが日本にいた時の家が、僕の家とめっちゃ近いんです。いつかお会いできたらその話をしたいですね。ラップも作詞作曲もできて、最高にカッコいいです。学びたいところが多い人ですね。
TOMO:僕がこれまで聞いてきた音楽はR&Bが多くて、海外のアーティストの曲を聞いて音楽を好きになったんですけど、彼らをロールモデルにするということは考えたことがないですね。その人たちと同じことはできないし、自分は自分だし、自分にしかできない音楽をやらなきゃ意味がないから。例えば、誰かの曲をカバーしても、その人と同じ曲にはならないというか、比べることはできないと思うんですよね。僕はR&Bが軸ではあるけど、そうじゃない楽曲も全部やりたいし、自分の声で歌った曲をみなさんに聞いてほしいと思ってるので、ロールモデルは決めてないです。
JUNE:たしかに。参考にするぐらいですね。たとえ誰かの真似をしても、完全な真似なんてできないですしね(笑)。
――お2人のグループ内でのポジションや、それぞれの強みを教えてください。
TOMO:掃除担当とかではないです(笑)。
JUNE:掃除はみんな交互にやってるよね。
TOMO:ごはんづくりも、みんな料理できるからなあ。
JUNE:意外とね(笑)。あんまりポジションとか役割がない2人だと思います。SHUNYAは飛び抜けていろいろやってるけど。
TOMO:特に、デザインとかグッズに関してはSHUNYAですね。僕らはけっこう自由にやらせてもらってます。JUNEに関しては、ラップ担当と言っちゃうとありきたりですけど、ほぼすべてのリリックを書いてます。例えば楽曲のトラックの中に当てはまるラップを書くこともありますし、楽曲全体じゃなくてラップだけを書くこともあります。どんな曲でもリリックを書く時はやっぱりJUNEですね。
JUNE:ラップは基本、元があっても僕が後から書き直してます。ラップといっても音程も一応あるので、元のラップと全然違うものになることも多いですね。自分の言葉でラップしたほうが納得もいくし、そうするとスピードや音程も元のものとは変わってきちゃうんですよ。ORβITはメンバー全員、作詞を経験しているので、そこは強みですね。TOMOの役割は、曲の話になったら発言が一番多い。こだわりが強いのもあるし。もちろん、いい意味でね(笑)。
TOMO:あと、JUNEは架け橋的な役割が多いかも。例えばデモ曲が英語の歌詞だった時に聞き取れるのはJUNEなんですよね。デモ曲とはいえ、歌詞の内容を知りたい時もあるので、みんなして「これ、なんて言ってる?」ってJUNEに頼んで歌詞を聞き取ってもらってます。
JUNE:大体ですけどね(笑)。
TOMO:あとは自分達が作詞する時に英語の歌詞を書く時も、JUNEにこれで意味が通ってるのか確かめます。韓国語もそうですけど、語学に関しては特にみんなJUNEを頼りにしてます。
JUNE:実は裏でググってるんですよ(笑)。
TOMO:僕らもググってはいるんですけどね。やっぱり確証がほしいし、知識があるのとないのとでは調べ方も違うだろうし。
JUNE:俺も、「多分これだけど本当に合ってるのかな?」ってなる時あるから!(笑)
――お2人は同学年ですが、お互いにとってどういう存在ですか?
JUNE:空気感は似てるかもしれないですね。雰囲気というか。
TOMO:温度というかね。ORβITって、メンバー全員あんまり年齢を気にしないんですよ。だから同い年だからどうこうというよりは、普通に人として気が合う同士。2人で夜中までゲームしていることも多々ありますね。
JUNE:TOMOに関しては普通にオモロイ人って感じです。
TOMO:僕、もともと人見知りだったんですよ。意識してやめたので、今はそこまで人見知りしなくなったんですけど。人見知りしていいことってないなと思ったので。自分の夢を叶えるためだけじゃないけど、自分で人生を前に進めるために、人見知りは克服しました。でも、最初は人見知りだったんですよ。JUNEに対してもずっと敬語だったし。
JUNE:たしかに、人見知りしていいことって何もないよね。僕ももともと人見知りだし、知らない人とプライベートで会う時は今でも自分から話しかけたりできないけど、仕事の時はお互いを早く知った方がいいと思うんですよ、だから、そこで人見知りは出さないです。
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