――そして、番組のタイトル「氷川きよしのHappyキッチン」にも“Happy”という言葉が。
氷川「はい。この時期だからこそ、この言葉の通り、ハッピーでいたいなと思うんです。この番組の収録も楽しくやらせていただきました(笑)」
――Instagramにも料理の写真をアップされたりしていますが、料理は以前からされていたんですか?
氷川「小学4年の時、学校の家庭科の授業で料理を習ったのがきっかけで、そこで習った料理を家で作ったりして、工夫して自分なりのアイデアを加えて、いろいろ覚えていきました。母の体が弱かったということもあって、父と母のご飯も作っていましたね。料理するのがすごく好きなので、全然苦じゃなくて、逆に自分が親になったような気持ちで二人に作ってあげていました(笑)。自分で食べるよりも誰かに食べてもらうのが好きなので、お母さん的な性格というか、性分なんでしょうね」
――テーマが「仲間と食べるスペシャルランチ」で、メニューは「冷製バジルのパスタ」「サラダ」「オニオングラタンスープ」「豚バラのローズマリー焼き」「ヨーグルトのシャーベット」の5品。
氷川「メニューをどうしようかな? って思った時、小難しいものじゃなくて、オシャレだけど実はパッと簡単に誰でも作れるものにしたいなって。豚バラはスーパーで売っていますし、ローズマリーとかバジルは自分で育てている人も結構いるんですよね。なので、育てている人はそれを使ってもらって」
――自宅の冷蔵庫に常備されている食材は?
氷川「小松菜とオレンジとリンゴです。それは料理で使うわけではなくて、グリーンスムージーを作って毎朝飲んでいるので。あと、トマトもあります。缶のトマトを常備しているので、夜に来た人にパスタを振る舞ったり」
――毎朝スムージーを飲むなど健康にも気をつけているんですね。
氷川「そうですね。料理をするのが好きだけど、食べ過ぎると調子が悪くなるので、余計な養分は摂らないというのもテーマにしています。体を絞りたい時は、1日とか2日とかファスティング(断食)をするんです。小松菜のスムージーを飲んで、その後、胃に何も入れないで過ごすと頭が冴えるし、肌もキレイになるし。だから時々ファスティングをするようにしています。健康じゃないとコンサートとかで歌っていけないですし、さっき誕生日の話が出ましたけど、20代の頃とは違いますから。健康に気をつけて、夜もしっかりと眠るようにしています」
――最後に、「氷川きよしのHappyキッチン」の見どころを教えてください。
氷川「はい。番組内では新曲「Happy!」と「9月に逢いたい」も歌っています。自分が楽しめることを思い切り楽しんでいる番組なので、料理に関しては、ご自宅でパッと作れるメニューになっているので、参考にしてもらえるといいなと思っています。氷川流の料理の世界と歌の世界を満喫してください!」
取材・文=田中隆信、撮影=中川容邦
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)