斎藤工が主演を務め、白石麻衣が共演する金曜ナイトドラマ「漂着者」(毎週金曜夜11:15-0:15ほか、テレビ朝日系)の第5話が8月27日に放送。不思議な力を発揮するヘミングウェイ(斎藤)の正体をつかみたくてもつかめない、さらに謎を深める展開で第一部が完結した。(以下、ネタバレがあります)
同作は、とある地方の海岸に漂着した正体不明の男が不安にさいなまれる人々の前に現れ、次第に人々からあがめられる存在になっていく物語。企画・原作・脚本を秋元康が担当している。
発見時につぶやいた言葉からヘミングウェイと呼ばれるようになった男は、世間を騒がせている事件を解決に導く予言めいた力を発揮。そんな彼は一体何者なのか、視聴者も注目してきた。
前回までに浮かび上がった“第六感”というキーワード。いわゆる予知能力であるが、今回の第5話はさらなる力のようなものを見せた。
ヘミングウェイが祈っているような姿をとらえた動画が配信され、集中して見るとヘミングウェイの声が聞こえるらしいというのだが、それはいいことばかりではなく、異常な行動を起こす人が続出。ある教師は黒板に後頭部を打ち続け、若いサラリーマン風の男は空を飛べる力があるとビルの屋上から飛び降りて亡くなった。
刑事の柴田(生瀬勝久)は「自己暗示に掛かり過ぎだろう?」と言ったが、実は柴田自身も動画を見て過去に関することが頭の中に浮かんでいた。
何とも不思議で、夏の夜にゾクッと寒気すら感じる恐さがあった。これによって正体をつかむヒントどころか、謎は深まるばかりだ。
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