舞台あいさつがスタートしてから10分経過したあたりで、早々にスタッフから“巻き”の合図が。TEAM NACSのメンバーが「もうですか!?」と驚きを見せる中、堀切園監督から5人へ本作のシーンにまつわる質問がされた。
「劇場版 がんばれ!TEAM NACS」では、TEAM NACSの面々が、自分自身を演じ、架空のTEAM NACSが物語を展開。
本作の中でも注目を集めている“解散のシーン”について堀切園監督は、「最後に“解散”って言葉を誰に言ってもらおうかと…そこで多分、一番“解散”って言葉を言いたくないであろう森崎さんに言ってもらおうと思い、事前に森崎さんに『大丈夫でしょうか?』と伺ったところ、すごく軽く『大丈夫ですよ!』って感じで(笑)」と、撮影現場での知られざるエピソードを明かした。
続けて、森崎へ同シーンにおける心境や考えなどを質問。森崎は「リアルなのか、フィクションなのかが分からない…私もそんな渦中におりました。台本には大ざっぱに『誰かが解散と言う』みたいなことが書かれていて、私が言うのが一番ショックだよなって思ったんです。これは私の言う言葉だなと思って、撮影現場に行きました」と、当時の気持ちを告白。
軽く返答したことについては、「監督がお伺いを立ててくださったので、『なんもなんも!いいよいいよ!』と、あえて軽い言葉で返したように記憶してます」と、当時を振り返った。
また、「僕たちも本当に分からないですよ。25年もやっている大学の頃の仲良しユニットですからね。いつかこういう話があるのかな?その練習をさせてもらったのかな?っていう思いもあります。ただ、ドラマでも結局そうでしたけど『解散は嫌だ』って…あれも芝居じゃないんですよね。あんなせりふ台本にはなかったもんね。本当にリアルなせりふだったなって思います。だから、僕は森崎博之という役を演じたつもりはなく、あれは私でした」と、語った。
さらに、「ただもう一個言うと、僕ら一番最初に解散しているんですよね。1996年3月に僕ら解散からスタートしているので、再結成中なんですよ、25年に及んで。だから、なかなかそういうことにはならないんじゃないかなと思っておりますので、みなさん気軽に、気長に見守ってくださったらなと思います」と、涙するファンに再び優しく呼びかけた。
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