Saucy Dogインタビュー!「僕は全然自分に満足できないタイプで、満足したら終わりだなとも思う」

2021/09/01 12:00 配信

音楽 インタビュー

写真左からせとゆいか(Dr)、石原慎也(Vo,G)、秋澤和貴(B)    撮影=富田一也

Saucy Dog、約一年ぶりの5枚目のミニアルバム『レイジーサンデー』は、粒ぞろいの8曲+恒例のボーナストラックが収録されている充実作。恋愛における未練を生々しく歌った楽曲が複数収録されている等、コンポーザー石原慎也の繊細且つリアルな描写がより発揮されており、それを際立たせるスリーピースのアンサンブルもとてもシャープだ。

石原慎也「1枚目のミニアルバムの『カントリーロード』は歌詞から書いたんですけど、2枚目、3枚目、4枚目は自分的に間に合わなくなっちゃってそれが難しくなってたんですね。aikoさんとお話する機会があって、『どうやって曲書いてるんですか?』って聞いたら『歌詞から書いている』って。それで『俺はここ3枚ぐらい歌詞から書けなくなっちゃって曲先行なんです』って話したんです。
それがきっかけでもう1回歌詞から書いてみようかなって思って、今回早めの段階から歌詞を書いて。それによって、自分でもなんて言葉にすれば分からなかったことや思い出や記憶をちゃんと分解して歌詞に落とし込むことができて。『こういうこと思ってたんだよね』とか『こういう感情ってどう言えばいいんだろう』って思ってたことを言葉にできたんじゃないかなって思います。
だから歌詞は生々しくて、歌詞メロがキャッチーなものが多くなっていて。棘のある言葉もあってぐさって刺さるような内容だと思います」

秋澤和貴「今回恋愛の曲が結構多くてすごいリアルやし、歌自体に引き込まれる感じがしてます。2曲目から5曲目までが恋愛の曲になってて。この曲順によってストーリーが見えるのも面白いなって」

せとゆいか「アルバムを作る時は毎回自信がないんですけど、今回もできあがるまではみんなに『良い』って言ってもらえるか不安が大きくて。でもいざレコーディングが全部終わって、最後にみんなで音源チェックする時に1曲1曲ちゃんとみんなに気に入ってもらえるものになったかなって客観的に思えて。失恋ソングが多いし、バラードも結構多くて寂しさもあるけど、心が温まるアルバムができたかなと思っています」

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