さらに、1曲目に収録された「なつやすみ」は、ノスタルジックな夏休みの風景から始まり、過去と現在と未来までを描ききるという石原のストーリテラーぶりが全開の楽曲だ。
石原「僕は昔のことを思い出すと、夏の景色が浮かぶことが多いんですよね。例えば蚊取り線香や風鈴や縁側、蝉の合唱や扇風機。スイカ食べたよなとか、そういう印象的な要素を歌にしたいなと思って夏休みの歌を作り始めたんです。2番の途中で、“あの夏の日にはもう戻れない。”って歌詞がありますけど、夕方に鳴るチャイムがそう言っているように思えて、それから今の自分を書いて。あと、“生き方を選べ”とはよく言われるけど、僕的には“死に方を選べ”の方がいいなって思って『死に方は選べ少年』という歌詞を入れたり。夏っていう1個の種だけで人生の最後まで書けたらすごくない?って思って、そういう挑戦をした曲ですね」
特に、「痛みも悲しみもリアルで もっと上手に生きていたい」という歌詞は、リアルに奥深く喜怒哀楽を描くSaoucy Dogならではの強力なメッセージだ。
石原「僕は全然自分に満足できないタイプで、満足したら終わりだなとも思うし。だからもっともっと自分を進化させていきたいっていうか。もっと上手く生きれるはずだなって 思ってこの歌詞を書きました」
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