新レーベル・10thアルバム・教会ツアー…“新章・島谷ひとみ”を紐解くキーワードは3つの「アイ」

2021/09/03 10:30 配信

音楽 インタビュー 独占

約2年2か月ぶりとなる新作アルバム「LoveSong〜My song for you〜」をリリースする島谷ひとみ 事務所提供写真

歌手・島谷ひとみが4日(土)、2019年7月発売のミニアルバム「brilliant」以来約2年2か月ぶり、10枚目となるニューアルバム「LoveSong〜My song for you〜」をリリースする。本作のリリースに伴い、島谷はダイキサウンドとタッグを組み、新レーベル「AI.R LAND RECORD(アイアールランドレコード)」を7月に立ち上げ。サウンドプロデューサーに数々のヒットソングを手がけるYANAGIMANを迎え、アーティスト生活23年目に突入してなお、さらなる成長・進化を遂げようとしている。3日(金)からは本作を引っ提げ、東京・キリスト品川教会を皮切りに、全国の教会を巡るライブツアーもスタートさせる。新レーベル立ち上げ、ニューアルバム、そして教会ツアー、3つに共通するキーワードは全て「アイ」。新章の幕開けとなる島谷に、今の思いを聞いた。

「AI.R LAND RECORD」のレーベル名に込めた思い

ーー2019年にアーティスト生活20周年の節目を迎え、以降、個人事務所の立ち上げ、そして古巣avexを離れ新レーベルの始動と、まさに島谷ひとみ第2章の始まりを感じます。まずは「AI.R LAND RECORD(アイアールランドレコード)」の発足から聞かせてください。

7月に立ち上げた「AI.R LAND RECORD(アイアールランドレコード)」ですが、レーベル名を考えた時に絶対に“愛のある=アイアール”を絶対付けたいと自分で考えました。表現者として人の愛に触れることだったりとか、AIR(空)と LAND(空と陸)で構成された地球規模の愛を音楽に取り入れたりだったり、そんな思いをレーベル名に乗せた形です。調べていくうちに「AIR」って言葉は、空気という意味のほかに「歌」とか「空」とかいろんな意味合いがあると知っていいじゃん!いいじゃん!って(笑)。ロゴデザインは多面体という意味合いで、丸、三角、四角を全部入れて、私なりの無限大を表現しました。

ーーレーベルの立ち上げに際して、新しくダイキサウンドとタッグを組むことになりました。こちらはどんな経緯で?

大手のレコードメーカーなども含めていろいろ考えていく中で、ダイキサウンドは私がデビュー当時やってきたような音楽を届ける原点、昔ながらの泥臭いCDの売り方をされているレーベルで。スタッフの方も自分と似たキャリアの方が活躍されていて、次のステップ行く時に、同じ目線で一緒にやることができるという印象を持って、ぜひお願いしますという流れになりました。

ーーサウンドプロデューサーは、ケツメイシ、FUNKY MONKEY BABYSなどを手がけたことでも知られるYANAGIMAN。実際に一緒に音楽を作っていかがでしたか?

天才ですね(笑)。今まで会ったことがないスタンスのミュージシャンです。海外で音楽家としての才能・技術を磨いてきた方なので、音楽を聴く耳がすごく違って。日本で育って日本の音楽を聴いてきた私と違って、音の捉え方、リズムの捉え方が全く違う。私もこれまでいろいろなお仕事をして、たくさんの楽曲に触れてきましたが、これまで持っていなかった歌い方や表現方法、新しい自分を引き出してくれて。アーティスト生活23年目に入りましたが、自分にも新しいページがまだあるんだって嬉しく思っています。

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