新レーベル・10thアルバム・教会ツアー…“新章・島谷ひとみ”を紐解くキーワードは3つの「アイ」

2021/09/03 10:30 配信

音楽 インタビュー 独占

【写真を見る】コロナ禍を通して、「人の愛なしでは生きていけないことを再認識した」と話す島谷 事務所提供写真

ーー一方で、古巣のエイベックスを離れることに対して、心配や不安などはなかったのでしょうか?

はい、最初は不安だらけでしたね。今まで大きな船に乗っけてもらって、頼り切ってやってきた中で、私自身が何も知らずに無知すぎました。これまでもCDを作るところからは参加していますけど、どうしたらCDを作れるのかとか、流通的な部分とか分からなかったので。今の新しい時代の(音楽の)動きも新鮮に感じながら学んでいます。

様々な「愛」をテーマに制作された10thアルバム

ーーそんな初タッグの中で制作された10枚目のアルバム「LoveSong〜My song for you〜」。様々な愛の形を綴った、癒やしをテーマにした作品だそうですね。

この数年、やはり新型コロナウイルスの感染症の拡大をはじめ、いろいろな事で人の愛なしでは生きていけない部分を再認識しました。じゃあこんな時こそラブソングを、今回のテーマは愛だよねって。多くのアーティストの力を借りて、様々な愛の形を表現しています。数多くのミュージシャンとの縁やかかわりで生まれたアルバムになったので、私自身思い出に残るアルバムになりました。

ーー今回は島谷さん自身も作詞を担当されたとか。

これまでも作詞の経験はあったのですが、これほどたくさん作詞したのは初めてですね。苦戦ですか? はい、全然書けなかったです(笑)。書いては積木を崩す感じで。何回も曲を聴いて曲としっかり向き合う感じで作詞しました。今の男女関係や今の時代ってこうだよね、っていう愛の形を書いています。特に、私と同年代の女性の方は共感してくれるかなと思います。

ーー曲もこれまでの島谷ひとみ像を超えるバラエティーに富んだアルバムに。

こんな歌い方もするの?とか、今までこういう表現の曲なかったよね、みたいに感じてもらえると思います。「LoveSong〜My song for you〜」というタイトルから、王道のラブソング集を想像されると思うんですけど、もちろんバラードだけではないですし、「あ、これも愛っちゃ愛だよね」みたいなバラエティーに富んだアルバムになりました。家族愛、人間愛、音楽愛、いろいろなテーマの愛に触れていただけたら。

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