ーー本日3日(金)からは全国16公演(追加公演あり)、各県の教会を巡る全国ライブツアーもスタートします。教会を巡るというアイデアはどこから?
多くのアーティストがこの時代をどう乗り切っていこうか試行錯誤しています。私は音楽を聴きに来ていただいた時は、心を解放してあげたいという思いがあるので、こんな時代だからこそ落ち着いて、静かに音楽を聴いてもらい、いろいろな不安要素を取り除いてもらえたら嬉しいです。今回のアルバムが愛の形を表現する作品ですし、その場所として今回は教会がいいんじゃないかと。
ーーライブはどんな形態や演出を予定されていますか?
今回のツアーは、(バンド形態ではなく)極力音数も減らして、一人でのライブになります。静かに、そしてなるべく省エネで、教会本来の響きを活かして音楽を表現できたらと思っています。その分、パワーも使うんですけど(笑)。今の時代、大掛かりなステージということもできないので、それであれば小さいキャパで、たくさんこちらから出向いていこうって。今回のツアーでは、いろいろなことがあるけれど「やっぱり音楽って必要なんだよ」ってことを証明していきたいです。ライブハウスじゃなくても、バンドメンバーがいなくても、音楽は様々な形で届けられるということも証明していけたらなと思っています。
ーーそれぞれ「アイ=愛」をキーワードとした新レーベル、ニューアルバム、教会ツアー。愛は人間の根本でもありますし、歌手・島谷ひとみ第2章はまさに地に足を付けた、原点回帰の音楽活動になっていく印象です。
そうですね。ネット社会の今って“空中に音楽がある時代”じゃないですか。多くのことがネットの中で完結できる時代だからこそ、私はアナログに、地上を一歩ずつ歩いていこうと。あ、一方でYouTubeやSNSなども頑張っていますので、そちらもチェックしてもらえたら(笑)。これから新たな形で、新たなスタイルで、新たな気持ちで、このアルバムを皮切りに新レーベルで頑張っていきますので、これからも応援よろしくお願い致します。どんな時も音楽って必要なんだよっていう、そんな音楽の力をこれからも証明し続けていきますので、ぜひ皆さん一度生歌を聴きに来てもらえたら嬉しいですね。
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