AKB48倉野尾成美“まさに未成仏”な作品の数々を「指の隙間から見ていた感じ(笑)」<「未成仏百物語」インタビュー>

AKB48・倉野尾成美 撮影:金澤正平/衣装協力:ZAMPA COMPNY LIMITED

寺での撮影は「気持ちがゾワゾワ」


──他のドラマパートも、明確な結末が描かれていない作品ばかりですね。

そうですね。まさに未成仏っていう感じがします。自分の作品は台本から読んでいて、話の流れも分かっていたので普通に見られましたけど、他の作品は手で顔を隠して、指の隙間から見ていた感じです(笑)。

私が出演した作品は「宇宙人」っていうタイトルなので、SFっぽい話なのかなと思いましたけど、そういうわけではなく…。結末の解釈は監督から教えていただきましたけど、それはここでは言わないでおきます(笑)。

──お寺での座談会や供養シーンはいかがでしたか?

夜遅かったので、寒かったです。夜中のお寺っていうだけで気持ちがゾワゾワしました。でも、空気が澄んでいて、成仏されてそうだなっていう気持ちにもなりました。普通のマンションの一室とかの撮影だったら、あんな感じにならなかったでしょうね。

──ちなみに、倉野尾さん自身の恐怖体験はありますか?

全く霊感がないんですよ。(不思議な体験だと)たまに予知夢を見るっていうくらいで。それもお弁当を選んでいる夢というかわいい内容なので、予知夢と言っていいレベルなのかも分からないです。

人から聞いた話だと、友だちが危ない目に遭いそうになっている夢を見て、家にいた方がいいよって注意して危険を回避してあげられたっていう話はありますけど…。私の場合は、夢に出てきたお弁当が本当に出てきた、くらいの極薄エピソード(笑)。平和に生きています。

──女優としての今後の目標をお聞きしますが、次もホラーだったらどうしますか?

えー!? できれば、次はホラーじゃない方が…(笑)。怖がらせる方の役だったら面白いかもしれないです。静のお芝居っていう感じで、難しいかもしれないですけど。映画を見ること自体は好きなので、コメディーも感動する作品も何でもやってみたいなとは思っています。

◆取材・文=青木孝司

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