――収録の中で、おぎやはぎ・矢作兼さんが事務所のキーパーソンだと話されていましたが、お二人は矢作さんに相談などをしたことはありますか?
林田:テレビとか舞台とかいろいろな活躍の場がある中で、これからどういう風にやっていったらいいか、っていうぼんやりとした相談をしたことがあります。その時に、矢作さんが「自分たちはテレビの道を選んだけど、舞台を軸としてやっていく生き方もかっこいいよね」っていう感じのことを言ってくれて。いろいろなことを肯定してくれる、優しい先輩だと思います。
酒井:僕らの何がはまったのかわからないんですけど、「おぎやはぎのメガネびいき」(TBSラジオ)によく呼んでくださったり、カニを食べさせてくれたりしますね。
――同じ人力舎所属の芸人さんの中で、意識している方はいますか?
酒井:やっぱり岡野さんですね。今、岡野さんがすごく忙しいみたいで、岡野さんからあふれた仕事が僕に回ってきます(笑)。
林田:こぼれ仕事をもらっている感じだよね(笑)。岡野さんと酒井は顔もほぼ同じだし、いずれクズ芸人として登り詰めていった先で、一つの椅子を取り合うことになるかもしれない(笑)。あと、吉住さんと仲がいいですね。僕ら3組で一緒にライブをやったこともあります。仲間でありライバルです。
――コントでは酒井さん扮する強烈なキャラクターが印象的ですが、そのキャラクターはどのように考えているのでしょうか?
林田:酒井はいわゆる普通の人を演じることができないので、ネタを作る段階から、自然とそういうキャラが出来上がっていきます。僕らのネタは、酒井を通してそのキャラクターをやらないとただの会話になっていることも多いので、「台本だけ読んでもよくわからない」って言われることもありますね。
酒井:以前、ショートドラマのお仕事をやらせていただいたときに、スタッフの方から「やり過ぎだよ!」って言われたことがあって。僕の中では真面目に演じていたんですけど、体が自然に動いてしまっていたみたいです。僕は意識しているわけではないんですけど、ちゃんと演技しようとすると、逆に変になってしまうことがありますね。
林田:だからコツがあるとかではなく、酒井ありきでキャラを作っている感じです。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)