20周年を迎えたNONSTYLEにとって“ネタ”の存在とは?石田明「お笑いの生命維持装置だと思っています」

20周年記念ツアーを開催するNON STYLEの石田明(左)と井上裕介(右)撮影=山下隼/取材・文=玉置晴子/スタイリスト=難波雅恵/衣装協力=Bohemians

2020年に20周年を迎えたNON STYLE。しかし、記念イヤーに行う予定だった単独ライブツアーは、コロナ禍により延期となった。そんな彼らが、9月14日(火)より、満を持して全国5都市でのライブツアー「NON STYLE LIVE 2020・真~あっというま~」「NON STYLE LIVE 2021・新~あっといま~」の開催を発表。昨年予定していたライブと、新しいライブを、各都市で披露するという。デビューから20周年+1年を経て、さまざまな経験を積んできた石田明井上裕介は、今、ネタに対してどんな思いを抱いているのか、インタビューで聞いた。

――昨年の20周年記念ライブは、コロナ禍により延期となってしまいましたが…。
石田明:「まぁ仕方ないですね。さすがに強行することでもないんで。ただ最後、ちょうど緊急事態宣言が解けたタイミングがあったので、東京のみちょっと違う公演を行いました」

井上裕介「みんなそれどころちゃうかったというのもありますし。『せっかくの20周年だったのに残念だったね』と言われることもあるんですが、2000年に何かしらデビューした人は全員同じなんで。どちらかというと、全国民でコロナに立ち向かう、コロナどうすんねんっていう気持ちでいっぱいでしたから。まぁ、ただ今年もこういう状況下なのでどうなるか分からないですが…」

石田:「これに関しては正直、国や県の対応に従うしかないんで。まぁそうなったときは無観客で収録して、何らかの形でみなさんに届けられたらいいなと思います」

――今年は、昨年開催できなかった「NON STYLEライブ 2020・真~あっというま~」と今年の「NON STYLEライブ 2021・新~あっというま~」の2公演を全国5都市でランダムに行うんですよね。

石田:「昨年作ったものをそのままするのもあれやなと思い、今年のものと両方やろうかと。まぁコロナの影響で公演時間も気をつけないとダメなんで、いいバランスかなって思っています」

井上:「頭がごっちゃになりそうですが、まぁやることは同じなんでやるだけですね」

――そもそも、お2人がお笑いを始めたときは、ここまで続くと思っていましたか?

石田:「全然思ってなかったので、本当によく続いたという感じ。ここまで、いい波がきたらあかん波がきて、そしたらまたいい波がきて…の連続。ずっとその繰り返しです」

井上:「だからこそ続いてるんだと思います。例えばもしトップになっていたら辞めていたかも知れないですし…。トップを獲ってないから模索しているというか。模索するからキャリアが長くなる。(島田)紳助師匠のようにトップを獲って引退するか、(明石家)さんま師匠のようにずっとトップで走り続けるか…。それができないならキャリアは長くなるだけなんですよ。ちなみにM-1優勝はトップになったことにはならないですね。あれは、M-1という大会で優勝させてもらっただけで、結局、芸能界に入るための玄関口みたいなもの。あそこに立てたことで、やっと自分の職業がお笑い芸人と自信を持って言えるようになったというのはありますが、そこからバラエティーやトークなど、また新たなトビラが開いてきた感じ。そこはまだ攻略できていないです」