――今作は、“「恋」したくなるような、一途でピュアなラブストーリー”となっていますが、台本を読んだ感想を教えてください。
白洲:なほが素晴らしい子だなっていうのが最初の感想です。どんな登場人物も欠点が描かれることが多いと思うんですが、なほには欠点がなくて。人を信じやすい性格故にだまされたりして、本人はそんな自分の性格に悩んでますけど、くじけないし、素晴らしいヒロインだなと思います。
横田:台本を読んで、もちろんキュンキュンしましたし、向坂さんが抱えている過去のトラウマが大き過ぎて、なほはつらくてもあきらめないで(向坂を)救ってほしいなと思いながら読みました。
――実写化を楽しみにしている原作のファンの方もいらっしゃると思いますが、漫画原作のキャラクターを演じる上でプレッシャーなどはありますか?
白洲:もちろんあります。これまで原作がある作品を演じさせてもらうこともありましたが、僕自身漫画自体もすごく大好きだし、だから自分の好きな作品が実写化されたときに、漫画好きの観点から見たときに何か違うなと思ってがっかりすることはありますし、なので僕は原作のイメージを大事にしたいタイプです。
――漫画がお好きとのことですが、少女漫画を読まれることもありますか?
白洲:最近はなかなか読む機会が減りましたけど、学生の頃はよく読んでましたね。
横田:え~!そうなんですね…!キュンキュンしてたんですか?
白洲:めっちゃキュンキュンしてた(笑)。
横田:実際にこれやってみよう~とか!?
白洲:実際にやるのは難しいけど、「かっけぇな~こんな男になりたいな」とか(笑)
横田:良いですねその生き方!
白洲:ははははは!…生き方!?
横田:そう思っていても、なかなか口に出せないシャイな方が多いじゃないですか、だから良いと思います!(満面の笑みでグッドポーズをとる)
白洲:ありがとうございます!グッド頂きました(笑)
――横田さんは、漫画原作のキャラクターを演じることについて感じることはありますか?
横田:原作ファンの方がたくさんいらっしゃる作品の実写化のヒロインを私が演じるということで、「違うな」と思う方もいらっしゃると思いますし、プレッシャーはもちろんあります。ヒロインを演じるのは今回が初めてなんですが、泣くシーンがたくさんあったり、なほは感情が動く子なので、そういった部分をしっかり表現して、彼女が読者の方に愛されたように、ドラマのなほも愛してもらえるようなキャラクター作りをしなきゃいけないなと思いました。
――愛されるキャラクターを演じるにあたり、何か意識していることはありますか?
横田:事前に、河原瑶監督にリハーサルをやっていただいたんです。その時にせりふの間が長いと、ちょっとあざとくなったり、“かまってちゃん”感が出てしまうということを監督にアドバイスしていただいて。そこを足し算引き算していくのが結構難しかったですね。良い子だけど良い子に見られ過ぎないように探りながら演じています。
――今作が初のヒロイン役ということですが、演じる上で意識していることはありますか?
横田:ヒロインだからということではないのですが、撮影で向坂さんや相手との言葉のキャッチボールをする中で、自分が何を感じたかというのを表現するのが大事なのかなと思います。
白洲:そこが素晴らしいと思います。目の前で起きていることを受けて、ちゃんと返すっていう単純なことが一番難しいと思うんですが、(横田は)嗅覚というか、センスが良いというか、そこをちゃんとできる女優さんだなと思います。すみません、上からで…僕も日々精進です、僕もそういうふうに演じていたいなと思っていて。(ペコっと頭を下げる)
横田:(恐縮しながら)いえいえいえいえ…!でも何回も演じていると慣れてきてしまいますよね。
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