――演じていて印象に残っている回やシーンはありますか？
古畑：やっぱり第5、6話のゲストの袴田(吉彦)さんですよね。「マリコー」と叫びながら横断歩道を渡るシーンが個人的に大好きで。
森永：現場で、みんなが「ヤバい人だねー」って言っていたのですが、本当に不思議な男性の役で。でもどこかピッタリなんですよ。
夏菜：あのダメ感を出すためにあそこまで崩せる演技ができるのって本当にすごいと思いましたし、この作品に出てくれてありがたかったです。今回のドラマはゲストによって現場の雰囲気ががらりと変わったんですよ。そこが面白かったです。まぁ、第5、6話はかなり必見です。
――最後に視聴者へのメッセージをお願いいたします。
夏菜：今、恋に悩んでいたり失恋して落ち込んでいたりする人には、何かヒントになったり勇気づけられたり、頑張ろうと思えたりするようなドラマになっていると思います。また、失恋してしばらく経っているのにまだモヤモヤしている人も見たらスカッとするとはず。ぜひ、世の中の女性全員が楽しく見ていただけたらと思います。
森永：女性がだまされて酷いことをした男性を懲らしめるという物語ですが、実は根底に男性と女性のどちらも多かれ少なかれ悪いところがあったりするということが描かれていて。そういう所を見て、こうしたら相手が傷つくんだ、こうしたら喜んでくれるんだというのを改めて考えさせられるバイブル的な物語になっていると思います。あと、物語が解決したときに、マリコさんが依頼者に優しい言葉をかけるのが個人的に好き。そのせりふを聞くことによって前向きになれる気がします。ぜひこれを見て、明日ちょっとだけ頑張ってみようと思っていただけたらうれしいです。
古畑：本当にいろんな面で勉強になるし、背中を少し押してくれる作品だと思います。女性はもちろん、男性はこういうことをしたらリベンジされちゃうということを知ってもらえたら。ちょっとした戒めにもなっています(笑)。
取材・文＝玉置晴子
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