――2019年1月にソロアーティストデビューされてから、約2年半が経ちました。その間に、ご自身で「ここは成長したな」と思うところはありますか?
高野 歌ですかね。言語化するのは難しいですが、「ENTER」ツアーでしっかり歌い上げられたことが自信につながりました。アーティストデビューした頃には予想できなかったことです。
――それでは、「ENTER」ツアーを通じて財産になったことは?
高野 自信です。ツアーをやり切れたということはもちろん、ずっと見られていたり撮られたりしていたので、見せ方は格段に成長したんじゃないかなって思います。1stシングルを出したときには見えなかった部分が見えてきた気がして。当時はアーティストという立ち位置に迷っていたところもあるのですが、今は確立して、いちアーティストとして生きていくことを決めたので。
――気持ちが確立するきっかけがあったのですか?
高野 2ndシングルを出したくらいにツアーも視野に入れようと決まり、その辺りからですね。俳優で行こうと思っていたのですが、ソロでアーティストをやらせていただける環境があって、ダンスを小さい頃からやっていましたし、歌も好きだし。それなら俳優一本にこだわる必要はないし、アーティストとして戦えるんだったらしっかり誇りを持ってやっていこう、と。
――“アーティスト・高野洸”の武器は何だと思いますか?
高野 見せ方です。ダンスもそうですけど、スキルだけじゃない“見せ方”の部分は、人一倍舞台の上に立っている僕だからこその武器になると思います。音楽番組など、いろいろな場所で試してみたいですね。
――俳優としての一面とアーティストとしての一面が、お互いにいい影響を与えているのですね。
高野 そうですね。最近めちゃくちゃ感じます。「これは使えるな」と意識するというよりも、“自然とそうだった”という方が多いかもしれません。まさに「ENTER」ツアーがそうでしたけど、自分だけ熱量をがっつり出してエネルギッシュにやるのも悪くはないですが、それでお客さんも肩の力が入ってしまうのはどうかなと思いますし。そういう感覚は、演技にも生きるんじゃないかなと思います。
――最後に、「ENTER」ツアーの、DVDやBlu-rayならではの見どころを教えてください!
高野 特典のメーキング映像ですかね。結構ガチなんじゃないでしょうか(笑)。それから、音や映像のクオリティーがいいと思います! カット割りは、自分を含めいろんな方の意見を交えて出来上がっていますし。音も本当にいいです。録音がしっかりしているな、さすがプロに仕上げていただいたな、と(笑)。
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