声優・岩田陽葵と小泉萌香によるユニット「harmoe」の音楽は世界へと羽ばたく

harmoeの新しい可能性を感じる2ndシングル

言葉の壁をも超え、harmoeの音楽は世界へと羽ばたく。そして8月には2ndシングル「マイペースにマーメイド」を発表した。

【小泉】1stのときは“不思議の国のアリス”をテーマに、収録された3曲すべてを通してひとつの作品として作り上げていきました。でも今回の「マイペースにマーメイド」では、それぞれの曲の視点でのマーメイドとなっているんです。なので、曲調はもちろんですけど、やっぱり曲ごとに持つ意味合いも変わってきて。さらにharmoe結成以前を含めても、あんまり歌ったことがないようなジャンルの曲も入っているんです。

【岩田】今もえぴが話してくれたんですけど、今回の2ndシングルでは3曲それぞれの視点から見たマーメイド像が描かれていて、夏を楽しみたいマーメイド…女の子だったり、まっすぐに生きたい女の子だったり。好きな人に恋焦がれる切なさや、衝動を抑えられない気持ちが込められた曲。とてもいろんな一面があるので、私たち含めてファンの方たちも、こういう曲調でくるっていうことにたぶんびっくりされたと思うんです。でも“音楽と物語はいっしょに歩く”というharmoeのまた新しい可能性を、2ndシングルではお届けできるんじゃないかなって。

【小泉】特にカップリングの2曲はとても難しくて。表題曲の「マイペースにマーメイド」は、三森（すずこ）さんが作詞をしてくださったのもあって、歌詞がめちゃくちゃかわいいし、言葉の並びやチョイスがどれも素敵。語感もいいから、歌っていてとても気持ちいいんです。メロディも波の音が聞こえたり、夏らしい印象の楽器が使われていたりしますし。一方で、カップリングの「Make a pearl」と「passport」は、表現で悩むくらい難しくて…。もしかしたら振付がついたほうが、印象がつくのかな？という願望も思いつつ、でもそれもharmoeならではのことなのでとてもいいことだと思うんです。振付がついて、やっと私たちの“リトルマーメイド”という物語が完成する。課題はたくさんありますけど、そこはライブでお届けするのが楽しみですね。