制作側の思いを聞いた内田は、未体験の仕事ながら快諾。このほど、ナレーションの初収録に臨んだ。はにかんだ表情でナレーションブースに入った内田は、しゃべり出しのサインである赤ランプについて説明を受けた後、担当ディレクターからナレーションの見本を披露してもらうことに。一通り聞いた内田は「うわ!すごく“テレビっぽい”ですね」と感想をもらし、声を映像に添える仕事の難しさを改めて感じた様子。
まずはテストリハーサルを開始しましたが、ナレーションブース横のコントロールルームでスタッフ十数名が見守っていることに「緊張する…」と、恥ずかしそうにポツリ。8万人の観客の前でピッチに立ってきた内田も、見られたり聞かれたりするシチュエーションは照れてしまうようだった。
少しずつコツをつかんで、本番では持ち前の瞬発力を発揮し、収録はスムーズに進行。こうして初めてのナレーションを終えた内田は、自己採点で「100点」と笑顔を浮かべる。これが内田にとってナレーションの“MyEpisode0(=原体験)”となった。
声の仕事というまた新たなフィールドに踏み出した内田は「ナレーションは初めてですが、“やってみよう精神”で挑戦してみました。番組ではこれからさまざまな挑戦者の皆さんを紹介していきますが、彼らが情熱を傾けている活動や仕事、人生の一部を声で彩っていくようなナレーションを務めていけたら」と意気込みを語った。
初回の10月2日(土)放送では、“世界を変える30歳未満の日本人30人”として、“ForbesJapan30UNDER302019”に選出された村木風海さんを取り上げる。村木さんは2000年、神奈川県生まれ。小学4年生の頃から地球温暖化を止めるための発明と、人類の火星移住を実現させる研究を行ってきた。
現在はCO2直接空気回収や、空気からの燃料合成などの研究を続け、炭素回収技術研究機構(CRRA:シーラ)代表理事・機構長を務めている。また、10月9日(土)放送の第2回は、“maramana(マーラマーナ)”ブランドディレクター・早水綾野さんをクローズアップ。国際協力事業団(JICA)海外協力隊としてソロモン諸島に滞在した経験を持つ彼女は現在、“エシカル”をコンセプトにソロモンジュエリーを日本で展開。ソロモンで取れる貝を、現地の職人とともに細工し、日本でジュエリーとして仕上げている。
ナレーションは初めてですが、“やってみよう精神”で挑戦してみました。難しかったのは“抑揚”です。声の仕事の経験がないので、どう読んだらよいのか改めて考えてしまい、初収録はアドバイスをいただきながら臨みました。ようやく最後の最後にちょっとだけ、この仕事の面白さ、楽しさを感じることができました。番組ではこれからさまざまな挑戦者の皆さんを紹介していきますが、彼らが情熱を傾けている活動や仕事、人生の一部を声で彩っていくようなナレーションを務めていけたらと思っています。