窪田正孝、前作から2年たった『ラジエーションハウスII―』は「パワーアップしている」<インタビュー>

【写真を見る】「ラジエーションハウスII 〜放射線科の診断レポート〜」で向かい合う窪田正孝と本田翼(C)フジテレビ

――従来の医療モノと違い、患者からは遠い存在である放射線技師が活躍するのも、前作では話題となりました。

窪田:医者ではなく技師に注目しているのがこのドラマの特徴。縁の下の力持ちの部分に焦点を当てることで、普段見えないところが見えてくるというか…。今回も、これまでにない新しい作品になっていると思います。ただ、専門用語が多過ぎるんですよね…。前回よりも少なくしてくださいとお願いしたのですが、変わっていなかったです(笑)。

――唯織の留学から2年、規模が縮小され、放射線技師長の小野寺(遠藤憲一)と裕乃(広瀬アリス)、田中(八嶋智人)だけになったラジエーションハウス。帰国した唯織は、甘春杏(本田翼)が甘春総合病院にいないと知る…というところから物語が始まります。

窪田:物語も2年たって変わっているところもあります。ただ唯織は留学こそしていましたが、基本何も変わっていない。これが難しいんです。僕も俳優として、演技面でいろいろ遊びたいと思うのですがそれはできず…。でもその変わらなさが唯織。彼の頭の中は、杏ちゃんと検査のことしかないですから。

彼の中にある思考回路がちょっとでも増えていくともっと器用に生きられる気もしますが、それだと唯織じゃなくなってしまいますしね。今回は、変わらない勇気を持つことを心掛けています。ちなみに衣装合わせの時間がものすごく早かったです。唯織は着ている服も、ほぼ変わっていないです(笑)。