「サマータイムマシン・ブルース」という映画があります。僕らヨーロッパ企画が、2001年に作った舞台をもとにしたタイムトラベル映画です。この映画でムロツヨシさんと出会い、今の僕らへつながるいろんな人たちと出会い、その後もたくさんの時間ものを作るきっかけになりました。映画公開から16年の時を経て、そろそろまたタイムマシンに乗ってみたくなりました。あの映画のパラレルワールドのような物語。それから時間にまつわる3つの新しい物語。
ムロさんをお誘いしたら、一緒にタイムマシンに乗ってくださるとのこと。倉庫の隅っこに眠っていた当時のマシン(実物)を引っ張り出してリペアしました。そして、舞台「続・時をかける少女」でご一緒した上白石萌歌さんとは、再び時をかけ、記憶をめぐる物語を。おぎやはぎ・矢作兼さんとは、並行世界の自分自身とビリヤードするお話を。舞台「夜は短し歩けよ乙女」の主演を務めた久保史緒里さんには、少し大人になった乙女が先斗町で未来を思う話を。タイムマシンや時間ものについて考えることは、そのまま過去や未来、あったかもしれない別の人生に思いをはせることもあります。時間にまつわる感情はいつだってブルースプリングでブルースでした。タイムマシンのような番組です。時間旅行へぜひ。
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