山時聡真が語る、事務所の先輩との本格的な初共演への喜び「菅田将暉さんや松坂桃李さんのような俳優になりたい」

2021/10/21 06:15 配信

映画 インタビュー

「やっぱり朝ドラの反響はスゴイ!」

山時聡真撮影=カノウリョウマ/ヘア&メーク=速水昭仁

――ということは、普段の学校生活でも先陣をきるリーダータイプ?

どちらかといえば、ムードメーカー的な感じがあるのかなと。自分ではわからないのですが、小さいころから「明るいね」と言われ続けてきたし、学校でもたまに“一人ネタ”みたいなことを言うと、みんな爆笑してくれるので(笑)。やっぱり楽しいのが一番だと思うし、みんなで仲よくしたいので、周りを引っ張るリーダーというよりも、その場を明るくするムードメーカー的な気質なんだと思います(笑)。

――山時さんは5歳のころ、お姉さんたちと一緒にいたところをスカウトされたのが、この仕事を始めるきっかけだったとか?

そうなんです。最初、僕は姉たちのオマケみたいな感じで、「ボクもやる?」と聞かれて。結局、姉たちは途中で辞めてしまい、僕だけが残っているのですが、僕は人と話すのも好きだし、この世界に向いているのかなと(笑)。それは今回の撮影に参加させていただいても感じたことで、監督と話すことで博人の人物像について深く考えることができたし、自分の中で思っているだけではなく、人と話すことで広がることがこんなにもあるんだなと思いました。

――今はまだ「俳優・山時聡真」と言っても名前と顔が一致する人は少ないかもしれませんが、連続テレビ小説「エール」(2020年NHK総合ほか)で、ヒロイン(二階堂ふみ)が開く音楽学校に通う唯一の男子生徒を演じていたと言えば、「あの子か!」と思う人も多いのでは?

「エール」に関しては、本当にそう言われます(笑)。それまでにも「いだてん~東京オリンピック噺~」(2019年NHK総合ほか)や「少年寅次郎」(2019年ほかNHK総合ほか)など、NHKのドラマには出させていただいてはいたのですが、やっぱり朝ドラの反響はスゴイですね。学校の同級生もそうですが、親同士の話にも出てくるみたいで(笑)。僕としても、これまでで一番大きな役でしたし、そういう反響をいただけたということは、みなさんの印象に残る演技ができたからなのかなと思います。すごくうれしかったです。

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