【怖すぎ注意】「伏線がヤバすぎる…」ラストへ向けてどんどん恐怖の展開になっていくホラー漫画にコメント殺到!

2021/10/08 18:00 配信

芸能一般 インタビュー コミック

Amazon Kindleのホラー、ミステリーのジャンルで1位を獲得した話題の漫画 画像提供/てぃーろんたろん

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、てぃーろんたろんさんの「この子知りませんか?」。この作品は「おじさんが女子小学生と旅する漫画」として、2021年8月13日にTwitterにて1話目が投稿されると、瞬く間に3万以上のいいねを集めて話題になった。このツイートには「ウェブ漫画でこんなに続きが読みたいと思ったのは初めて!」「めっちゃ怖いですね。続きが気になります!」「続きが読みた過ぎる…」といったコメントが殺到。現在、同作は完結していて、Amazon Kindleで全話無料公開されている。この記事では、作者のてぃーろんたろんさんに無料公開に踏み切った理由などを伺った。

おじさんと女子小学生の旅の始まりから、恐怖のラストへ向けてストーリーが加速


地元の田舎町の工場で働く中山良平は、理不尽な上司と過酷な労働に日々悶々としていた。そして、ふと人生を振り返ったときに、若いころに思い描いていた「やりたいこと」が何一つ実現できていないことに気が付き、旅に出ることを決意する。

良平は計画を練り、準備を整えると、満を持して工場長を殴り飛ばして職場を飛び出す。逃げるように車に乗り込もうとすると、駐車場で木口千秋に出くわす。千秋は、毎日のように工場の裏口に遊びに来ていた少し生意気な小学生で、休憩時間のたびにおしゃべりをする仲であった。「こいつと話すのもこれで最後か」などと振り返りながら会話をしていると、工場長が追いかけてきていることに気が付き、急いで運転席に乗り込んで車を出した。無事工場を脱出し、自由をかみしめていると、千秋が勝手に車に乗り込んでいることが発覚する。「おもしろそーだからついてきちゃった」と笑う千秋だが、さすがに連れて行くわけにはいかないと考えた良平は、家に送ろうとする。すると、千秋は「家だけはだめ・・・」と、いつものふざけた態度から一変、涙を浮かべて良平の旅に同行したいと懇願する。千秋の家庭の事情を察し、しぶしぶながら申し出を受け入れることにした良平。そしてここから、二人の最期へ向けた旅が始まる。

1話の時点では、所どころに不穏な描写はありつつも、爽やかな旅の始まりを予感させるものとなっている。しかしこの後、ストーリーが進むにつれ、どんどん思わぬ方向へ物語が展開していく。そして、さまざまな伏線が回収され、最後には予想もつかぬようなホラーな結末が待っている。

同作はTwitterでの投稿のほか、Amazon Kindleで無料公開されている。9~16話を収録した「この子知りませんか?(下)」は、2021年10月4日の段階でAmazon Kindleの「ホラーマンガの売れ筋ランキング(無料)」「ミステリーマンガの売れ筋ランキング(無料)」で1位、総合(無料)ランキングでも2位を獲得。さらに、上・下巻を合わせて約3500件ものレビューが付き、現在も大きな話題を集めている。

「多くの人に自分の作品を知ってもらいたい」作者が全16話を無料公開している理由


ーーAmazon Kindleの売れ筋ランキングにランクインし、多くのレビューやコメントが寄せられていますが、それについていかがお考えでしょうか。

たくさんの方に読んでいただけた証だと思うので大変ありがたいです。「おじさん」と「女子小学生」の旅という現実だと事案にしかならないような組み合わせの作品なので、拒否反応を示す読者さんも多く出るかと思ったのですが、kindleの読者の皆さんは好意的に読んでいただけていたみたいで作者として嬉しい限りです。

ーー全16話約350ページとボリュームのある作品ですが、無料で公開されている理由をお教えください。

自分の作品をいろいろな方に知ってもらいたいというのが無料でアップしてる理由のひとつです。自分の様な無名の漫画家は、お金を出してでも作品を買いたいという動機を読者の方に持って貰うのはとても難しいので、まず読んでもらって興味を持って貰うのが第一歩かなと思ってます。

ーーTwitterのコメントでは単行本化を望む声も多いですが、今後の構想があればお教えください。

ありがたいんですが、今のところ出版社などからお声がけはいただいてないので、単行本になるかは不明です。個人的には絵を綺麗に描き直して本に出来たらいいかなと思ってます。

ーー作品を読んでくれた読者やファンの方にメッセージがあればお願いいたします。

この作品で僕の漫画に少しでも興味を持っていただける方がいれば僕の他の漫画も覗いてみてくれると嬉しいです。ちなみに僕が漫画をアップしたのは「kindleインディーズマンガ」というサービスで商業化されていないけど面白い漫画というのが山ほどあります。お暇な時にでも探してみるのもいいのではないかと思います。