亀梨和也、共演中の北山宏光は「打ったら返してくれるという感覚で、柔軟性を感じます」<正義の天秤>

「正義の天秤」に主演している亀梨和也(C)NHK

亀梨和也が土曜ドラマ「正義の天秤」(毎週土曜夜9:00-9:50、NHK総合)で演じているのは、元外科医の弁護士・鷹野和也。名門の師団坂法律事務所の中で、右肩下がりの刑事部門・ルーム1にメジャーリーガー級の助っ人として呼ばれたすご腕弁護士。徹底した合理主義者で、鋭い洞察力と集中力を発揮して事件の真相に迫っていき、難事件に向き合うと「ワクワクしてきたぞ」と目を輝かせる、クセのある人物だ。

「違和感なく演じられているのは共通点があるからかもしれません」


「ちょっと変わり者で合理主義などと聞くと体温の低い人間に見えますが、それは表面的な部分です。彼の奥底には、弁護士になったきっかけである恋人の久美子(大島優子)の存在があり、そこには鷹野という人間のぬくもりがある。根っからの嫌なヤツではないですが、嫌なヤツの側面もあって、結構、振り幅のある人物なんです。事件を前にして“ワクワクする”ということについては、事件の根源を見つけ出すことへの好奇心の表れで、決して自分の欲望を満たしたいということからの発言ではないと思っています」

つかむのが難しそうな人物だが、和也という名前だけでなく、野球好きという本人と共通する点もある。

「ちょっとご縁を感じます。元外科医の弁護士でスペック的に全然違っていて、僕の人生からは程遠い人物だと思いましたが、違和感なく演じられているのはそういう共通点があるからかもしれません。意識はしていないですが、僕もインタビューなどで野球を例えに使っていることもあるかもしれないですし(笑)」

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